50秒で注文を受け、2時間で手早く配送、高い回収率により毎日5千冊の余った教科書の在庫を保証している。浙江大學(浙江省杭州市)都市學院3年の鄭霖さんが「クラウド書庫」を自分で起業した。學生達の中古教科書を活かすため、家で眠る教科書を次に読む人に譲り、教材の循環と利用率を高め、學生のために必要な教科書を無料で検索するというものだ。半年足らずで、一か月の受注は2萬回近くにまで迫り、教材の在庫數は20萬冊を突破した。ベンチャーコンテストで卓越したパフォーマンスを発揮し、百萬元(約1740萬円)のベンチャーキャピタル(VC)を獲得した。資源のリサイクルを実現しただけでなく、大學生起業の無限の可能性を証明した。
2015年、鄭さんと意気投合した4人の同級生は、大學卒業後の教材再利用の厳しい現狀に基づき、自分の力を証明すべく現狀を変えてみせたいと考え、一緒に休學し、起業活動に打ち込んだ。しかし若き起業家たちの情熱は起業の苦労によってすぐさま消し去られ、困難や問題に直面する毎日を過ごしたが、モバイルインターネットの知識を學び、それに必要な新たな役割や仕事をこなすため彼らは數えきれないほどの夜を會社で過ごした。
若者の夢を追う気持ちを頼りに勇気と著実な実行力で恐れることなく1つ1つの困難に立ち向かい、ついに2015年末、彼らにとって一里塚となる時を迎えた。彼らのクラウドプロジェクトはたぐい稀なる成績で投資家たちの関心を集め、市場並びに業界関係者の支持を得た。
クラウドの未來に対して鄭さんの計畫は地道で大膽である。チームメンバーが2016年3月から南京、武漢、上海などの都市部にこのビジネスモデルを拡張し、最終的には中國各地の各大學をカバーする計畫だ。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月11日