資料寫真
90年代の中國(guó)市場(chǎng)で絶好調(diào)だった日系企業(yè)は今や求人活動(dòng)に苦戦している。ソニーは數(shù)年連続で巨額の赤字が続き、パナソニックは中國(guó)唯一のテレビ工場(chǎng)を閉鎖し、シチズン広州は「繰り上げ解散」に至った。「環(huán)球時(shí)報(bào)」の記者が第18回「日系企業(yè)就職合同面接會(huì)」を取材したところによると、給與水準(zhǔn)の低さが日系企業(yè)の中國(guó)における求人活動(dòng)を困難にする最大の要因となっている。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。
北京の某旅行社で10年勤める男性の王氏は転職を考え中で、「入社1年目で給與が低いのならまだ分かる。その後毎年増給するものの、上げ幅があまりに小さく、10年働いて未だに月8000元(1元は約19.2円)」と嘆く。「それに比べて、日本人社員は毎月の家賃だけでも約2萬(wàn)元、子どもの學(xué)費(fèi)も會(huì)社が負(fù)擔(dān)している」と不平をもらす。
今年3月に日本の武蔵野大學(xué)で修士號(hào)を取得し帰國(guó)したばかりの孫月氏も、中國(guó)國(guó)內(nèi)の日系企業(yè)の待遇に不満を持つ一人。「稅引前で5000元で、手元に入るのは4000元足らず。海外で大學(xué)院まで出てこの待遇は到底受け入れられない。これでは北京で暮らせない」と驚きを隠さなかった。「日本では私立大學(xué)に入學(xué)していた。2年間の授業(yè)料だけで200萬(wàn)円近くかかった」と孫さん。
北京の某日系ヘッドハンティング會(huì)社の女性の陳氏によると、「日系企業(yè)が中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出したばかりの90年代、數(shù)千元の給與は中國(guó)人にとって非常に魅力的だった。しかし、十?dāng)?shù)年経った今でも同じ待遇では決して多いとはいえないだろう」と話す。人材紹介會(huì)社の英創(chuàng)人材サービス(上海)有限公司北京支社仲介事業(yè)部マネージャーの劉晶氏によると、「日系企業(yè)の學(xué)部卒と修士卒に対する待遇差は500元から1000元程度しかない」と明かす。