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2015年6月3日  
 

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人民網日本語版>>経済

3つの要因が促す日本企業の國內回帰

人民網日本語版 2015年02月04日08:26

海外での人件費の値上がり、大幅な円安、政府がうち出す地方経済振興策という3つの要因が、海外投資を行う日本企業に生産拠點の一部を國內回帰させることを決意させている。パナソニック、シャープ、TDK、キャノン、ダイキン、無印良品などの日系企業は、海外工場の一部の國內回帰をすでに決めたり、検討したりしている。海外の人件費がこのまま値上がりを続け、円安が長期化するなら、海外にある日本企業に國內回帰ラッシュが起こる可能性もある。「経済參考報」が伝えた。

ここ數年來、中國と東南アジア諸國では最低賃金が相次いで引き上げられた。現地では給與や社會保険料などの人件費が上昇を続け、雇用コストが大幅に上昇した。獨立行政法人の日本貿易振興機構(ジェトロ)がこのほど発表した在中國日系企業の給與の調査結果によると、ここ約10年間に日本の対中投資企業の平均月給は米ドル建てで2倍にふくれあがった。タイでは2013年に最低賃金が40%引き上げられ、14年も5%引き上げられた。インドネシアでは13年に40%引き上げられ、60%引き上げられた地域もあった。ベトナム、ミャンマー、インド、パキスタン、バングラディシュの給與をはじめとする人件費も2けたの伸びを示した。

12年末以降、安倍政権は15年にわたったデフレを終わらせるため、「大膽な金融政策」を採用して、物価上昇と円安の誘導に力を入れた。現在、國際外國為替市場の円の対米ドルレートは基本的に1ドル=120円前後の水準を維持している。12年9月の77円に比べ、約43円も値下がりしたことになり、値下げ幅は50%を超える。海外の人件費上昇と大幅な円安にともない、海外から輸入する製品の一部は日本國內で生産したものより割高になり、海外で生産し國內に輸出して販売するという経営モデルにはメリットがなくなった。

安倍政権はが昨年制定した「日本再興戦略改訂版」(新成長戦略)では、企業が本社や工場を地方の中小都市に移すことを奨勵し、稅金面での優遇政策も制定した。企業の本部?工場を三大都市圏から地方都市に移す場合、本社ビルや工場の建設、設備投資などにかかる費用の7%を法人稅額から控除するというものだ。中小都市での生産能力を拡大した場合は、投資額の4%を控除するとした。海外から國內に回帰する場合も同等の待遇を受けられる。

國內外の経済情勢の変化に踏まえ、日産自動車、ホンダ、パナソニック、キャノン、シャープ、TDK、小林製薬、無印良品など各社が一部の工場の國內回帰を決定したか検討中だ。


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コメント

最新コメント

宮田聡美   2015-02-0461.195.45.*
日本企業は、そんなに回帰しませんよ。コストって人件費だけじゃないでしょ。原材料とか、輸送とかにもコストかかるでしょ。それに「地産地消」が基本じゃないですか。一部は回帰するでしょうけれど、大部分はそのまんまで、ただ安倍政権にゴマすって調子合わせてるだけだと思います。仮に日本企業が撤退するなら、それもよし。中國でも東南アジアでも、國內企業を育てるチャンスです。

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