G20財務大臣?中央銀行総裁會議がこのほど米ワシントンで行われた。2日間にわたる同會議では、電力?鉄道などインフラへの民間投資を促進し、世界経済の成長につなげる具體策が話し合われた。中國財政部(財務省)の朱光耀副部長は同會議期間に、「世界経済が大きな試練に直面する中、中國と米國は世界経済の2つのハイライトになる」と発言した。経済日報が伝えた。
オーストラリア?ブリスベンでまもなく開催されるG20サミットに向け、マクロ経済政策の面から準備を行うことを目的とした今回の會議では、所定の経済成長率2%の底上げ目標達成に向け、引き続き努力していくことが改めて言及されたほか、各國の財務大臣?中央銀行総裁に対し、この目標に向け力を注いでいくことが呼びかけられた。
出席した各國の財務大臣?中央銀行総裁は、「インフラ投資は、今後5年間の世界経済成長を促進する上で非常に重要」との見方を示した。新興國を中心とするインフラ建設の旺盛な需要が、順調に資金援助を得られるようにするため、會議では、民間投資家が各地のインフラ建設情報を共有するための國際的な枠組みを創(chuàng)設することが決定された。
朱副部長は取材に答え、「中米両國は、世界経済成長への貢獻が最も大きい2つの國だ。IMFのデータによると、今年の世界経済成長への中國の寄與率は27.8%、米國は15.3%だった。米國経済がより好転すれば、世界経済の回復が大きく推進されるだろう。また、中國経済の安定的かつ健全?持続的な発展は、中國だけでなく世界にもプラスとなる」と指摘したほか、「今回の會議で確定された、今後5年間で経済成長率2%の底上げを目指すという目標は、新たな試練であり、G20加盟國全體が、経済構造改革を計畫?実施する必要がある。中國は今後、構造改革を通じて経済成長を促し、G20経済成長への寄與率をより一層高めていく」とし、中國の今後の貢獻に対して自信を見せた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年10月14日