15年続いた人気漫畫「NARUTO-ナルト-」が11月10日発売の週刊少年ジャンプ50號で、ついに完結することがこのほど発表された。「ついに」というのは、「完結」という悲しい知らせを聞いて初めて、同漫畫がまだ続いていたことを思い出したからだ。新京報が報じた。
1999年から始まった波亂萬丈の青春をテーマにした同漫畫で、作者の岸本斉史氏は、日本の文化の中でも最もベールに包まれた「忍者」の世界を新たな視野で描いた。登場する若者達は皆忍者としての修業を積み、その世界には「情」と「熱血感」が満ちている。
このような描寫は、初期のナルトしか當てはまらないかもしれないが、ナルトがこれほど人気になったのは、仲間の友情や師弟や家族の絆が中心として描かれ、熱く、溫かみあるストーリーが展開されているからで、読者はその世界に引き込まれた。そのような當初のおもしろさがなくなるにつれ、同漫畫の人気も雲行きが怪しくなっていった。ハラハラ感が少なくなり、裏切りや敵の更生などが繰り返され、「俺を倒したからといって終わりだと思うな。俺は、××四大王の中で最も弱いのだから」という、ありがちなストーリーになっていった。そのため、筆者を含む多くのファンの心がナルトから離れて行った。最近は、死んだはずのキャラクターが生き返るというストーリーで、なんとか持たしていたという感じだった。そのため、「完結」するのではという予感を感じていた人も少なくない。アイデアが枯渇したにもかかわらず、なんとか継続させてい た典型的な漫畫となっていたのだ。