中國の朱光耀財政部副部長(財務次官)は8日、ワシントンで「中國は対外開放の道を突き進んでおり、高品質の國際貿易システムに參加することを非常に重視している。現在、交渉が続いている環太平洋連攜協定(TPP)は中國抜きでは不完全だ」と表した。
朱副部長は同日、ワシントンのシンクタンク主催のイベントで発言し「中國がTPP交渉に參加すべきかどうかについて中米両國政府の意見は一致していない。しかし中國の立場は明らかで、高品質の國際貿易システムに參加することが非常に大切だと考えている。中國はアジア太平洋地域と世界の貿易自由化に盡力していきたい」と話した。
また、朱副部長は「中國は2年以內に中米雙方の投資協定をめぐる交渉を完成させることを期待しているが、當然だが交渉の進捗狀況によるものだ。雙方は書面による交渉で大きな進展を遂げており、次の段階では『ネガティブリスト』に関する交渉を行う。これも交渉を早く終えられるかどうかの大きな試練だ」と述べた。
中國國際放送局日本語版 2014年10月11日