甘粛省蘭州市のレストラン「香港茶餐庁」が、超高級車による料理宅配サービスを始め、市民の間で話題を呼んでいる。人々はこのサービスを「高級、上品、ハイクラス」と評し、「機會があれば、自分もこの超高級車による宅配サービスを利用したい」と希望している。中國新聞網が報じた。
19日、同レストランの玄関前には、真新しいポルシェ911が止まっていた。かなり人目を引くゴールドの車體に、道行く人の多くが足を止めて野次馬見物をしていた。
店內では、1980年代の古い香港映畫がテレビで放送されていた。壁には、九竜、尖沙咀、銅鑼灣などの香港の地名が貼られており、レトロな店內裝飾は、ディテールにまでこだわりが見られる。同店擔當者は、超高級車による料理宅配について、「高級車での宅配は、當店のコンセプトを伝える手段であり、各ディテールにこだわることで高品質サービスを追求した結果でもある。また、市民の皆さんにも、目の覚めるような素晴らしい感覚を味わっていただきたい」と話した。
同店は、ポルシェのスポーツカー3臺を宅配用に保有しており、値段は1臺約180萬元(約3千萬円)という。蘭州市內では、この車種は滅多に見かけない。
微博(ウェイボー)では多くのネットユーザーが、「自分が一生絶対に買えない高級車で、料理が宅配されるなんて!たとえひと時でも、『高大上(高級、高品格、上等)』のリッチな気分を味わえる」と感嘆の聲をあげた。
超高級車による宅配について、同市に住む徐氏は、「素敵な車で宅配サービスをしてもらえば、客はリッチな気分を存分に味わうことができ、自分が一瞬でも『高富師(長身でイケメンのお金持ち)』になったような錯覚に陥る」と笑いながら話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月20日