非常に古い歴史を持つ職業「海女」 |
日本では、海に潛って貝類や海草を採集する「海女」の起源は非常に古い。2013年にNHK連続テレビ小説で放送された「あまちゃん」ブームに乗って、「海女」という古くから伝わる職業に改めて注目が集まっただけでなく、海女に関係のある地元の観光業も大いに潤い、日本では「海女文化」のユネスコ(國連教育科學文化機関)無形文化遺産への登録?申請を検討していた。しかし、それより先に韓國政府がこのほど突然、「海女文化」のユネスコへの登録?申請を目指していると発表した。揚州晩報が伝えた。
■韓國側、 「韓國の海女は日本より優秀」
韓國文化財庁はこのほど、2014年3月末までに済州島の「海女文化」のユネスコ無形文化遺産への登録?申請を目指していると発表した。韓國のメディアによると、済州島には全盛期で約3萬人の海女がおり、かつては中國の大連や青島、ロシアのウラジオストクにまで遠征していたという。だが、近年では海女の高齢化が進み、昨年には4500人ほどにまで減少した。
韓國?延世大學の複數の醫學部教授によると、「韓國の海女は非凡な能力を備えており、日本の海女より優秀。登録申請する資格は十分にある」と語る。また、専門家も「韓國の海水は日本に比べて低く、韓國の海女の耐寒能力は非常に優れている」と指摘する。1960年代、米國軍の戦闘機が海に墜落した際、韓國の海女が出動し、厳寒の冬の海水の中に潛り、數十秒間で墜落した戦闘機の乗組員を救助し、米國軍を大いに驚かせたという。