中國(guó)社會(huì)科學(xué)院（社會(huì)科學(xué)アカデミー）経済學(xué)部は23日に「中國(guó)國(guó)家資産負(fù)債表分析國(guó)際シンポジウム」を開催し、「中國(guó)國(guó)家資産負(fù)債表2013」報(bào)告書を発表した。同院の李揚(yáng)げ副院長(zhǎng)が基調(diào)スピーチを行い、同報(bào)告書を分析した。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

　同報(bào)告書によると、中國(guó)の純資産（非金融資産に対外純資産を加えたもの）は2011年に300億兆元に達(dá)した。國(guó)全體の資産の負(fù)債比率は上昇傾向にあり、これにつれて債務(wù)リスクも高まっている。國(guó)の総資産は07年の284兆7千億元から11年は546兆5千億元に増加し、総負(fù)債も07年の118兆9千億元から11年は242兆元に増加した。同報(bào)告書によると、中國(guó)の11年純資産額を緩やかな基準(zhǔn)で計(jì)算すると約87兆元になり、引き締め気味の基準(zhǔn)で計(jì)算すると21兆6千億元にとどまるという。このうち國(guó)の純資産の増加額は同年の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）を前年に続いて下回り、GDP指標(biāo)に欠陥があることが明らかになった。一連の効果がない投資（過剰な生産能力を生み出すような投資）や資源環(huán)境を破壊する活動(dòng)もすべてGDPに組み込まれており、富を形成する過程でこうした部分を除外する必要がある。また総資産におけるインベントリの割合が激増しており、ここから過剰な生産能力の問題が非常に深刻であることがうかがえる。

　同報(bào)告書によると、中央政府と地方政府を併せた債務(wù)は28兆元に迫り、同年のGDPの53％を占めた。うち地方政府債務(wù)が19兆9400億元に上ったことが、高い関心を呼んでいる。また企業(yè)部門のレバレッジ率は113％に達(dá)し、経済協(xié)力開発機(jī)構(gòu)（OECD）加盟國(guó)の閾値90％を超え、統(tǒng)計(jì)の対象となった國(guó)の中でトップに立ち、警戒が必要だという。

　全體的な規(guī)模をみると、中國(guó)の債務(wù)水準(zhǔn)は大多數(shù)の発達(dá)した経済體よりは低く、南アフリカを除くBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中國(guó)、南アフリカの新興五カ國(guó)を指す）よりは高いが、適切な水準(zhǔn)にあり、穏やかでコントロール可能な段階にある。だが中國(guó)の債務(wù)水準(zhǔn)はここ數(shù)年來急速に上昇しており、各方面は警戒を怠ってはならないし、傍観していてもいけない。

　同報(bào)告書の指摘によると、現(xiàn)行の年金保険システムを執(zhí)行すれば、23年には全國(guó)規(guī)模で年金保険が資金不足に陥り、29年には累計(jì)殘高がほぼ消滅し、50年には不足額が802兆元に達(dá)して、同年のGDPの91％に相當(dāng)するという。また50年の年金支出額の対GDP比は11.85％に上るとみられ、これは歐州の福祉水準(zhǔn)の高い國(guó)とほぼ一致するレベルだという。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語版」2013年12月25日