○サラリーマンの6割、「年末ボーナスは1萬元以上」
2013年の年末ボーナスを2014年1月に支給する企業(yè)が多數(shù)を占めることから、今年の年末ボーナスに関する信頼性の高いデータは、現(xiàn)時點(diǎn)では皆無だ。求職サイト「猟聘網(wǎng)」の統(tǒng)計データによると、昨年、年末ボーナスが1萬元(約17萬円)以上だったサラリーマンは、全體の6割を占めた。今年は、景気やインフレなど諸要因から見ても、ホワイトカラーの年末ボーナスは依然1萬元を上回ると予想される。
ネットユーザー4730人を?qū)澫螭趣筏开d聘網(wǎng)のアンケート調(diào)査によると、年末ボーナス支給額は、「1萬元から5萬元(約17萬円から85萬円)」が60.2%、「5千元から1萬元(約8萬5千円から17萬円)」が26.6%、「5萬元から10萬元(85萬円から170萬円)」が3.1%だった。職場の所在地?職位?業(yè)界とボーナス支給額とは密接な関係がある。例えば、同じ北京にある會社の専門マネージャークラスであっても、IT通信企業(yè)のマネージャーなら平均5萬1432元(約88萬7千円)の年末ボーナスが支給されるのに対し、小売企業(yè)のマネージャーの場合はわずか1萬4792元(約25萬5千円)だった。
年末ボーナス支給額が多い業(yè)種トップ10は、金融業(yè)3業(yè)種(ファンド?証券?先物)、投資業(yè)、銀行?保険業(yè)、不動産業(yè)2業(yè)種(不動産開発?不動産サービス)、IT業(yè)3業(yè)種(オンラインゲーム?通信?インターネット)。調(diào)査によると、ボーナス支給額は、各業(yè)界間で差が歴然としており、人気の業(yè)界は、優(yōu)秀な人材を確保する必要に迫られると同時に、あの手この手で人材流出リスクを予防しなければならない。
○人材流出を防ぐため、年末ボーナスを2回に分けて支給
「社長も人が悪い!こんなボーナスの出し方をするなんて!」と怒りを隠せない馮さんは、大學(xué)卒業(yè)後、今のアクセサリー関連會社に就職した。月給3カ月分にあたる年末ボーナスの支給を心待ちにしていた彼女は、最近になって、年末ボーナスはまず6割だけ支給され、殘り4割は來年の5月か6月に支払われることを知って、大きなショックを受けた。「この會社では、もともと、年末ボーナスは2回に分けて支給されることになっていたみたい。會計擔(dān)當(dāng)の私より社長の方がずっと計算に長けているわ!」と彼女は嘆いた。
馮さんが勤める會社の社長は、「ボーナスの分割支給も、やむを得ない措置だ。毎年、年末には離職者が続出する。年末までにボーナスを全額支給してしまうと、年明けに人手不足に陥ってしまう」と、ボーナスをめぐる苦渋について心情を吐露した。年末ボーナス支給後すぐに、春節(jié)(舊正月)明けの転職期が到來する。年末ボーナスは、社員の流出に少なからず関係していることから、年末ボーナス支給額を決定するにおいて、會社の収益をかんがみるのと同時に、人材流出を食い止めることも十分に考慮する必要がある。この點(diǎn)から見れば、ボーナスの分割支給も、社員を繋ぎ留めるためにはやむを得ない手段といえるかもしれない。
調(diào)査によると、企業(yè)の70%は、社員が懐の暖かい狀態(tài)で帰省し、豊かな年越しができるよう、「春節(jié)前に一括払いで、振込、現(xiàn)金、プリペイドカードなどの方法で社員に年末ボーナスを支給する」方法をとっている。一方、「年末ボーナスは、翌年の春節(jié)後の4月や6月に一括払いで支給する」という企業(yè)は10%、「春節(jié)前後の2回に分けて支給する」企業(yè)も少數(shù)ながらあった。
人材派遣大手「前程無憂」専門家の馮麗娟氏は、「年末ボーナスを長期的な福利に転換しようとする企業(yè)がますます増えており、さまざまな形で社員を報奨し、會社に繋ぎ留めるよう盡力している。年末ボーナスの発給に工夫を凝らせば凝らすほど、社員は年明けもその職場で働き続け、離職のピーク到來を先に延ばし、年明けの大量の人材流出という事態(tài)を避けることができる」と指摘した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2013年12月26日