1月7日に始まった活気あふれる「春運」(春節<舊正月、2023年は1月22日>期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)が2月15日に幕を閉じる。中國鉄道科學研究院集団有限公司の鉄道12306チケットモニタリングセンターのビッグスクリーンには、鉄道チケットの販売枚數の推移がリアルタイムで表示されている。
鉄道12306テクノロジー?イノベーションセンター?技術サービス部の責任者である閻志遠さんによると、「ピーク時には、1秒でチケット1000枚以上が売れ、2019年同期のピーク時に近づいている」という。
また、「春節明け7日目となった1月28日の1日當たりの販売枚數は1325萬枚と、今年の春運に入ってからの最高販売枚數となった。チケットデータを見ると、旅行や帰省、出稼ぎといったニーズが程度の違いこそあれ、いずれも高まりを見せている。殘っているチケットの枚數が、出発地と目的地を組み合わせた形で、リアルタイムで推移しており、データ量と計算量が激増している」という。
現時點で、チケットの販売枚數は3億8500枚に達している。人気の出発都市は成都、広州、北京、上海、武漢、重慶、西安、鄭州、長沙、杭州などであるのに対して、人気の目的地は北京、広州、上海、成都、深セン、西安、武漢、杭州、重慶、長沙などとなっている。
1月1日から正式に実施された新版「鉄道旅客輸送規程」によると、6歳以上14歳未満の児童?子供は割引チケットを購入することができる。また、大人1人につき、6歳未満の児童1人まで、無料で同車することができる。ただしその場合、子供が単獨で席に座ることはできない。また児童?子供にも実名制管理が実施される。現在までに販売された児童?子供用チケットは2000萬枚以上となっている。新たな規定は、社會の発展を反映しているほか、鉄道當局が利用者の聲に積極的に対応していることも反映していると言えるだろう。
割引は學生にも適用されている。ただ1月1日から、學生割引料金はこれまでの冬休みと夏休み期間中のみの販売という制限が撤廃され、毎年(10月1日から翌年9月30日まで)、時期に関係なく、片道チケットを4枚まで學生割引料金で購入することができるようになった。新たな規定実施後、學生向けの割引チケットは1100萬以上販売されてきた 。大學生はこの時期、新學期スタートに向けて、次々と大學に戻りつつあり、その數はさらに増えていくと予想されている。
新型コロナ感染癥の影響で、運行が3年間にわたり停止していた広州と香港特別行政區を結ぶ広深港高速鉄道は1月15日に運行を再開。全線で電子版チケットが導入され、越境移動がさらに便利になった。鉄道サイト?12306はこれに歩調を合わせて、登録機能の最適化を行い、旅客は香港特區や澳門(マカオ)特區、臺灣地區の攜帯番號で登録し、12306の通知を受信することができるようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年2月14日