試験のピーク期になり、多くの大學のプリント店が商売繁盛になっているが、その営業(yè)時間は限られているため、學生はプリントで列に並ぶことが多く、長時間待たされることが多い。だが、浙江農林大學の學生は、寮を出なくてもプリントできる。同大の各寮のホールには非接觸型スマートクラウドプリンター「天天互通」が設置されている。學生はプリントしたい書類をクラウドプリンターと紐づけされたミニプログラムにアップロードするだけで直接プリントでき、便利でスピーディだ。中國新聞網が伝えた。
このプリンターは、同大に2017年に入學した、機械設計専攻の程星星さん及びその起業(yè)チームが開発したものだ。
程さんは入學後間もなく、學生のプリントの需要が大きいものの、學校の既存のプリント方法に不便な點が多いことに気づいた。例えば、プリント時間が限られており、ピーク期になると列に並ぶことが多く、待ち時間が長く効率が低いといったことだ。
また従來のプリントサービスはUSBメモリなどでファイルを伝送する必要があり、ウイルスに感染するリスクが高く、學生の個人情報のセキュリティが守られない。
程さんとチームのメンバーは19年4月、専攻の優(yōu)位性を生かし、1臺目の非接觸型スマートクラウドプリンター「天天互通」を開発した。同年9月初めにはその第1弾が、同大の一部の寮で試験的に運営開始された。
割安で便利、情報が守られることから、クラウドプリンター第1弾は學生から好評を博した。同時にクラウドプリンターと紐づけされたミニプログラムに、大學生の學習資源共有コミュニティを作り、資料共有の手段を提供し、學生から評価された。
程さんのチームは20年末時點で、10校近くの大學に100臺以上の設備を提供し、大學27校と協力協定を結んでいる。
程さんのチームはさらに、2.0版クラウドプリンターを全面的に使用開始した。新バージョンのプリンターは5Gを採用し、効率がより高く操作がよりシンプルで、さらにセルフで書類を製本できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年1月16日