北京世界園蕓博覧會(世園會)では9月12日、日本のナショナルデーである「ジャパンデー」を迎えた。12日から14日にかけて、ジャパンデーのイベントとしてセレモニーのほか、花いけバトル、庭園解説イベントや日本の縁日などが行われた。人民網(wǎng)が伝えた。
なかでもグイルイシアターで行われた花いけバトルは、日本でも人気のあるイベントで、舞臺の上でバトラーと呼ばれるフラワーデザイナー2人が和太鼓の演奏にのって、5分間という制限時(shí)間內(nèi)に花材や花卉を選び、作品を完成させる。通常はプロのフラワーデザイナーや評論家による審査で勝敗が決するが、今回は観客が「自分がどちらが好きだったか」という視點(diǎn)から評価してもらう仕組み。これにより、プロの目とは違った評価が飛び出す観客參加型のイベントとなっている。また、12日は日本人のフラワーデザイナー4人の勝ち抜き戦となるが、13日と14日は中日両國のフラワーデザイナーのバトルとなり、それぞれの審美眼や好みの違いなども楽しめるよう企畫されている。
1分ごとに入るアナウンスのカウントダウンと和太鼓の演奏、花卉が置かれているエリアまで走って行き來するバトラーたち。會場は「花を生ける」という雅な雰囲気とは異なり、まるで格闘技を観戦しているような熱気に包まれていた。作品には竹や流木のほか、日本から空輸された美しい色合いの花や木の枝も使用され、司會者はそれらの花の名前などを紹介しつつ、バトルの雰囲気を盛り上げる解説を展開。作り上げられた作品は30秒間の「鑑賞タイム」ののち、座席に置かれた片面が赤、もう片面が青の団扇を使い、気に入ったバトラーの色(赤または青)を掲げて採點(diǎn)していく。審査結(jié)果が舞臺上のスクリーンに映し出されると、観客席からは大きな歓聲が上がっていた。
また日本國出展の館內(nèi)も秋の花であるリンドウや菊などを中心とした生け花とフラワーアレンジメントの作品を展示。さらに新年號の「令和」を花で作り上げた作品もあり、多くの人が寫真を撮影していた。(文?玄番登史江)。
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月16日