湖南大學に出張して講座を行った時の様子
大學時代に中國で生活していた際は、周りが留學生だけで中國人と交流する機會はほとんどなかった。その時は、中國という國や文化をあまり知らずに帰ってしまい、今思うともったいなかったという感じがする。そのため、今回の活動では、中國の友達をなるべく多くつくろうと思った。西安では、學校の先生方はもちろん、學校の外でも溫かく私を迎えてくれる方が本當に多く、たくさんの中國人の友達と交流することができた。文化や生活習慣について色々と學ぶことができた。日本と違い、すぐに仲良くなってくれる人が多いのが中國の特徴で、人と人とのつながりを大事にしてきた國の特徴を感じた。
休暇を利用して敦煌を訪れた時。西安から続くシルクロードの距離の長さや中國の広大さを感じた瞬間。
西安外國語學校では、主に會話の授業を擔當した。目をキラキラさせながら、集中して授業を受ける生徒たちの様子や日本語能力の高さに驚かされた。熱心な生徒たちと一緒に日本語を學ぶのは、本當に楽しかった。また學校以外にも他の省に出張して活動させていただける機會が何度かあった。中國は、大陸が広いので、ちょっと隣に移動するのでも、食べ物の味や風習が違っていて面白いなと感じた。私は今まで北の人と接することが多かったので、中國人はみんな辛い料理に強いのだと思っていたが、南の方の人は辛いのが苦手で薄味を好む地域もあると知った。
本當に學びの多い、一年半だった。帰國後はまた小學校の職場に戻るので、自分の目で見た中國の良さを子どもたちに伝えていこうと思う。中國に今いて思うことは、スマホやネットが進化し、國と國との距離が近くなったということだ。世界で活躍を夢見る中國の子どもたちのように、日本でも世界で働きたい、活躍したいと思う子がもっと増えればいいなと思う。そのために、私がこれからの國際理解教育を擔う一員になれればとも思う。
陝西省西安外國語學校 日本語教育 渡部宏美
青海民族大學にあるふれあいの場で出張講座を行った時の様子
「人民網日本語版」2019年1月31日
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