交通銀行が打ち出した業界初の投資銀行のブロックチェーン資産証券化の全プロセスをカバーするプラットフォーム「聚財鏈」は、このほど3ヶ月のテスト運営を終えて、第1段階の機能が無事に作動した。これは交通銀がフィンテックを利用して投資銀行業務の最適化をはかる上での、重大かつ革新的な取り組みだといえる。
同プラットフォームは資産証券化の一環である資産擔保証券(ABS)の運営の透明化、規範化、標準化の水準を効果的に引き上げた。商品の資金調達コストを引き下げ、プロジェクトの運用効率を引き上げ、全周期にわたるリスク管理を強化する上での優位性は明らかだ。
今年6月以降、同プラットフォームは交通銀や交銀國際信託投資などのグループ內各社、およびプライスウォーターハウスクーパース(PwC)、中倫弁護士事務所、中債資信評估、中誠信國際評級といった金融仲介機関を通じてブロックチェーンのノード(端末)を配置し、ABSプロジェクト情報と資産情報の共有を実現し、これと同時にスマート契約に基づく機関の枠を超えたデュー?ディリジェンス調査のプロセス化を実現し、投資銀行資産証券化業務の操作プロセスを全面的に再構築した。7月には、交通銀の2018年第1期個人向け住宅ローン債券擔保証券(RMBS)の基礎的資産情報の共有が同銀によって実現。8月には金融仲介機関がブロックチェーンプロセスを通じてRMBSのデュー?ディリジェンス調査を実施。関係者はブロックチェーンを通じて関連情報をリアルタイムにチェックしたり取得したりできるようになり、基礎的資産の信頼性と公開情報の有効性が最大限に保証されることになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月21日
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