浙江省杭州市の男性?張さんは、「7月はクレジットカードで約2萬元(32萬8000円)使った。微信(WeChat)で返済したら、手數料が約20元(約328円)かかる。この金額は僕の1回の食事代にあたる。手數料に20元も使うんだったら、支付寶(アリペイ)に変えて返済したほうがいい」と話す。7月31日をもって、微信クレジットの返済手數料無料キャンペーンが終わり、クレジット利用者の多くが他の方法を使った返済に切り替えている。
7月初め、微信は8月1日から、返済金額の0.1%を手數料として徴収すると発表した。ただ、不定期で手數料が無料になるキャンペーンを続けるという。微信によると、返済には、背後で毎回手數料がかかっている。一人でも多くのユーザーに、一部の手數料無料サービスを利用してもらうために、騰訊(テンセント)財付通は資金を投入し続けている」と説明する。
実際には7月初め、ある機構が発表した「2018上半期第三者モバイル決済サービスユーザー研究報告」によると、中國國內のモバイル決済サービスのユーザーは、8億9000萬人に達している。うち、財付通のユーザー數と浸透率が支付寶を超え、それぞれ8億2000萬人と85.4%になった。この膨大な數に微信は喜びながらも負擔も増えている。中國國有銀行でクレジットカード業務を擔當しているある職員は、「クレジットカードの返済は赤字の業務で、やればやるほど損するため、巨額の資金を投入して補充しなければならない。たとえ返済額の0.1%を手數料として徴収しても、微信支付は資金を投入して補充しなければならない」と説明する。
実際には、微信が料金徴収の規則を調整するのはこれが初めてではない。昨年12月1日、微信はクレジット返済業務の手數料調整を行い、1ヶ月當たりの返済額が5000元(約8萬2000円)を超えた場合、後の返済額の0.1%を手數料として徴収するようになった。ただ、その調整に対しては、ユーザーが敏感に反応することはなかった。ある女性は、「5000元という規定は私にはあまり影響がない。でも、今回は全面的に手數料が徴収されるようになった。そのため銀行のアプリで返済するように切り替えた。給料が振り込まれる銀行カードと紐付けしておけば、自動で引き落とされるのでとても便利だ」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月1日
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