米國(guó)のトランプ政権が今月6日、中國(guó)からの輸入品340億ドル（1ドルは約112.3円）分に25％の関稅を賦課すると、中國(guó)はただちに対抗措置として、米國(guó)からの輸入品の一部に対する追加関稅措置を北京時(shí)間の同日午後0時(shí)1分から実施すると発表した。中國(guó)商務(wù)部の報(bào)道官は、「米國(guó)は世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）のルールに違反して、経済史上で過(guò)去最大規(guī)模の貿(mào)易戦爭(zhēng)を発動(dòng)した」と述べた。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

▽中國(guó)には米國(guó)製品以外にもさまざまな選択肢

中國(guó)が米國(guó)からの輸入品340億ドル分に追加関稅を課したことを受け、中國(guó)の消費(fèi)者の中には、今回の貿(mào)易戦爭(zhēng)が自分たちの日常生活にどれほどの影響を與えるかと懸念する人もいる。

「國(guó)務(wù)院関稅稅則委員會(huì)2018年第5號(hào)公告」を詳しく見(jiàn)ると、中國(guó)が追加関稅を課した米國(guó)製品で消費(fèi)者に直接影響が出るとみられる主なものには、農(nóng)産品、自動(dòng)車、水産品などがある。農(nóng)産品には牛肉や豚肉などの食肉類が、水産品には主にタラやロブスターなどが含まれる。

米國(guó)産牛肉は昨年6月末、14年ぶりに中國(guó)市場(chǎng)に戻ってきたばかりだ。食肉類の貿(mào)易に長(zhǎng)年攜わってきた高さんは、「関稅が米國(guó)産牛肉の輸入に與える影響は大きい。米國(guó)産牛肉は中國(guó)市場(chǎng)で競(jìng)爭(zhēng)力をほぼ失うだろう。豚肉も同じだ」と話す。だが米國(guó)産牛肉のこの1年間の輸入量は決して多くはなく、有名ECプラットフォームをみると、1萬(wàn)件を超える取引件數(shù)のオーストラリア産牛肉に対し、米國(guó)産の取引は2けたの規(guī)模にとどまっていた。

牛肉と同様、追加関稅を課された他の米國(guó)産農(nóng)産品も中國(guó)のごく一部の消費(fèi)者に影響を與えるにとどまるとみられる。消費(fèi)者にしてみれば、米國(guó)のワインでもロブスターでも、他國(guó)の商品という別の選択肢があるからだ。

中國(guó)が追加関稅を課した米國(guó)産農(nóng)産品の中で、最も重要視されているのは大豆だ。米紙「ニューヨーク?タイムズ」の報(bào)道によれば、大豆は中國(guó)が米國(guó)から輸入する農(nóng)産品の中で総価格が最も大きい。中國(guó)の昨年の輸入量のうち約3分の1は米國(guó)産で、主に食用油の生産と家畜の飼料に利用されたという。