実際には、近代の戦爭(zhēng)をテーマにした日本のアニメはそれほど多くなく、戦爭(zhēng)をテーマにしていたとしても、遠(yuǎn)い海外や古代、フィクションの未來(lái)という設(shè)定がほとんどだ。また、近代の戦爭(zhēng)をテーマにしたアニメは、大きな議論を巻き起こすことが多い。例えば、スタジオジプリが制作した「火垂るの墓」は、戦爭(zhēng)反対を訴える作品であるものの、「侵略者を被害者に美化している」と批判を受けたことがある。

世界の様々な國(guó)の歴史、人種、民族などを人型に模したキャラクター達(dá)が織り成す國(guó)擬人化歴史コメディ漫畫(huà)「ヘタリア」も、第二次世界大戦の樞軸國(guó)を美化しているとして批判された。また、物語(yǔ)の中で、香港地區(qū)や臺(tái)灣地區(qū)が「國(guó)」として登場(chǎng)するなど、作者が無(wú)知であったり、政治的立場(chǎng)があるとして、中國(guó)人の感情を逆なでする作品もある。その一方、漫畫(huà)「國(guó)が燃える」は、舊日本軍が第二次世界大戦中に起こした南京大虐殺に関する描寫(xiě)が日本政府に問(wèn)題視され、1938年以降の內(nèi)容をカットする形でストーリーが展開(kāi)することになったほか、、國(guó)民的漫畫(huà)の「ドラえもん」の「ぞうとおじさん」の話の中で、「戦爭(zhēng)なら大丈夫、もうすぐ終わるから。日本が負(fù)けるの！」というセリフがあり、日本の右翼の攻撃の的となった。

聲優(yōu)降板の背後に軽視できない中國(guó)市場(chǎng)？

今回、聲優(yōu)4人が相次いで降板を発表したことについて、一部の日本のネットユーザーは、「正しい歴史観を持っている」と稱(chēng)賛している。また、聲優(yōu)のファンたちも「賢明なご判斷」、「これからも応援しています」と、コメントを寄せている。その一方で、今回の降板は、「中國(guó)市場(chǎng)を軽視することができないからだ」との見(jiàn)方を示す人もいる。日本の聲優(yōu)の報(bào)酬は、役者やアイドルほど多くなく、あるベテラン聲優(yōu)は過(guò)去に、アニメ1話（30分）の報(bào)酬は1萬(wàn)5000円と明らかにしたこともあり、普通の會(huì)社員より収入が少ないことさえある。中國(guó)で今、アニメなどのサブカルチャーが成長(zhǎng)しているのを背景に、日本の聲優(yōu)の活動(dòng)範(fàn)囲はすでに日本に限られることはなくなっており、中國(guó)での活動(dòng)のほうが活発な聲優(yōu)さえいる。近年、中國(guó)が製作に參加した多くのアニメ、攜帯ゲームには、中國(guó)語(yǔ)版と日本語(yǔ)版があり、中國(guó)の人気オンラインゲーム「陰陽(yáng)師」に関しては、全て日本語(yǔ)の音聲が採(cǎi)用され、日本の人気聲優(yōu)數(shù)十人が起用された。多くの日本の聲優(yōu)は海外でもファンミーティングを行うようになっており、中でも中國(guó)が重要な開(kāi)催地の一つとなっている。そして、中國(guó)で開(kāi)催されるアニメ展覧會(huì)にも日本の有名な聲優(yōu)數(shù)人がゲストとして招かれることが多い。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年6月11日