21日は二十四節(jié)気の第4番目の節(jié)気である春分。秋分と同じく、太陽(yáng)が赤道を真上から照らす。この日は、北半球では春分、南半球では秋分となり、世界各地の日の出と日沒(méi)の時(shí)間が6時(shí)となる。この日を境に北半球では夜より日中が長(zhǎng)くなっていく。イランやトルコ、アフガニスタン、ウズベキスタンなどでは春分の日に新年を迎えるという歴史が3000年も続いている。

舊暦を重視している中國(guó)人にとっても、春分は非常に重要な時(shí)節(jié)で、様々な恒例行事が行われる。

春分の日に卵立て

毎年、春分の日に、世界各地で卵が立つか試す人も多い。春分、秋分の日には、南半球、北半球の晝と夜の長(zhǎng)さが同じになり、地球の地軸や地球の公転軌道の平面がバランスの取れた狀態(tài)になるため、卵が立ちやすくなる。

凧揚(yáng)げ

春分の日に凧揚(yáng)げというのも、春の伝統(tǒng)的な遊びだ。春分の日に春の日差しを浴びながら、走り回って凧揚(yáng)げをするというのは、活気あふれる早春にマッチしている。

春の野菜を食べる

場(chǎng)所によって春の野菜も異なり、うち、最も伝統(tǒng)的なのはアオゲイトウだ。春分の日に、山で山菜狩りをし、その山菜で作ったスープは「春スープ」と呼ばれている。中國(guó)では、「春スープを飲むと、腎臓や肝臓、腸をきれいになり、子供も高齢者も健康になる」と言われている。この習(xí)慣も、人々の「健康でありたい」という一番素樸な思いを反映している。

お酒を造る

北京市、天津市、河北省、山東省、山西省、浙江省などでは、春分の日にお酒を造る習(xí)慣がある。山西省陵川県では、春分の日にお酒を造るだけでなく、お酒を使って、農(nóng)業(yè)神を祀る儀式を行い、豊作を祈る習(xí)慣がある。

春分前後は髪を梳いて體調(diào)管理

春分の時(shí)期は、朝晩の気溫が低くなるため、體調(diào)を崩しやすくなる。そして、體に負(fù)擔(dān)がかかり、亜健康（健康と病気の中間）の狀態(tài)になる人が増えるため、體調(diào)管理に気を付けなければならない。春分以降は特に髪を梳いて、體調(diào)を整えるのに適している。その時(shí)期は自然の陽(yáng)気が盛んになり、人體の陽(yáng)気も體の上部に向かい、頭から出ていくという特徴があるため、髪をよく梳くと、気血を全身へ運(yùn)ぶ通路である経絡(luò)の通りをよくし、頭や耳、目の調(diào)子を整え、風(fēng)邪、頭痛の予防にもなる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年3月21日