年に1度のイグノーベル賞の授賞式が22日、米ハーバード大學のサンダーズ?シアターで行われた。変わったアイデアが満載の受賞プロジェクトは、聞いただけでも抱腹絶倒だ。なかでも最もユニークでサービス精神が旺盛だったのは、今年の生物學賞受賞者のトーマス?トウェイツ氏だ。彼はなんとヤギに扮して、群れと3日間も生活したのだ。中國新聞網が伝えた。
英國出身のトウェイツ氏はこのアイデアの研究に1年を費やした。彼はさらに義肢の専門家を説得し、ヤギの足に似ている義足を作ってもらい、それを裝著するとまるでヤギと同じように歩けるようになった。彼はヤギに扮し、アルプス山脈でヤギの群れと3日間生活した。本當にヤギの友達になれるとは予想だにしなかった。
また頭を逆さにして両足の間から見る「股のぞき」によって、物の見え方が変わることについて研究した、立命館大學の東山篤規教授(心理學)らが「知覚賞」を受賞。東山教授らは學生の志願者(複數)の実験を行い、人の頭を胸より下におろし「股のぞき」の姿勢になると、風景の距離感を正確に把握し難くなり、遠くの風景が小さく、近く見えることを証明した。東山教授は授賞式で自ら「股のぞき」を披露し、會場の笑いを誘った。
イグノーベル賞は1991年に始まったノーベル賞のパロディーで、一見したところ馬鹿馬鹿しいが、深い思考を促す10の研究に授與される。受賞者と一部の審査委員はノーベル賞受賞者でもある。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月28日
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