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2016年7月15日  
 

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ヒットメーカー坂元裕二「逆に反感を買うため若者には合わせない」

人民網日本語版 2016年07月15日11:23

毎年、必ず何本かの日本ドラマや韓國ドラマが國境を越えて中國でもヒットしている。近年、日本ドラマや韓國ドラマの動向や変化が、中國の業界が注目する話題となっている。今年の上海テレビ祭のフォーラムでは、「東京ラブストーリー」の腳本を擔當した坂元裕二さんが、長年の創作活動を振り返り、作品に対する思いなどを語った。文匯報が報じた。

「東京ラブストーリー」

1990年代初め、ドラマ「東京ラブストーリー」が中國全土で一世を風靡。日本ドラマ人気のきっかけとなった。今回、初の中國訪問となった坂元さんは「これまでずっと、僕が作品の絶対的な主導権を握って來た。10年以上、腳本を書く計畫は全て自分で立て、製作會社が僕のプランを受け入れてくれなかったら、別の製作會社を探した」とし、テーマや內容のチョイスに関して、「僕の作品は、自分の好みと視聴者の好みが半分ずつ。僕は若者に合わせることはしない。なぜなら、そうすると逆に若者の反感を買うから」と語った。

中國でも「東京ラブストーリー」が大ヒットしたことに関して、坂元さんは、「『東京ラブストーリー』が中國でこれほど大きな影響力を有していることを、僕自身も最近知った」と意外だったことを語った。そして、「このドラマは漫畫を原作としており、ドラマと比べると、原作のほうが戀愛における孤獨感やあきらめモードが濃い。當時、この腳本を書いた時、僕はまだ22歳で、戀愛に対するあこがれや夢に満ちていた。そのため、戀愛に対する期待を作品に盛り込んだ。笑顔が愛らしく、超一途な赤名リカが『伝説』にさえなった。しかし、漫畫の中では、赤名リカはそんなにパーフェクトではない。原作における設定を飛び越えて、演じた女優の鈴木保奈美の外見の特徴に基づいて、赤名リカの性格を設定しなおしたからだ」とした。

中國では多くの人が「東京ラブストーリー」を日本の戀愛ドラマの代表作と見なしているが、この約20年の間に、日本の戀愛ドラマはどのように変化したかとの質問には、坂元さんは、「純愛ドラマは日本のテレビではほとんど見られなくなった。一方で、結婚しない人や離婚など、社會における話題がドラマに盛り込まれるようになった」との見方を示した。坂元さんが腳本を手掛けた「最高の離婚」と「東京ラブストーリー」を比べると、日本の戀愛ドラマの內容がどのように変化しているかがよく分かる。


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