中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席はこのほど、セルビアとポーランドを訪問した。中?東歐訪問は、今年3月のチェコ訪問に続くものだ。中?東歐が中國(guó)の「一帯一路」（1ベルト、1ロード）イニシアティブ実施の重要地域であり、上層部訪問が雙方の協(xié)力に新たな原動(dòng)力を與えることは明らかだ。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問題研究院國(guó)際戦略研究所副所長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

セルビアとポーランドは「一帯一路」の枠組での中國(guó)との協(xié)力加速を切に期待している。セルビアは中國(guó)を発展のチャンスと見て、自國(guó)の「再工業(yè)化」戦略と「一帯一路」を連結(jié)して、外資を一層呼び込むことを望んでいる。ポーランドは大型プロジェクトへの中國(guó)の投資を呼び込むとともに、対中輸出を増加したい考えだ。ポーランドは獨(dú)特な地理的強(qiáng)みの力を借りて、「一帯一路」イニシアティブにおいて重要な地位を占めるとともに、中國(guó)と他の歐州諸國(guó)との協(xié)力の懸け橋となることを望んでいる。実際、両國(guó)は共に「一帯一路」イニシアティブに最も早く呼応した國(guó)だ。

協(xié)力加速と同時(shí)に「一帯一路」建設(shè)の推進(jìn)においても、中國(guó)とセルビア、ポーランドの協(xié)力は包括的だ。「一帯一路」は立體的な設(shè)計(jì)だ。習(xí)主席は2013年にこのコンセプトを打ち出した際から、協(xié)力は政策、道路、貿(mào)易、通貨、人心などをカバーすべきだと指摘した。昨年3月、中國(guó)國(guó)家発展改革委員會(huì)、外交部（外務(wù)省）、商務(wù)部（商務(wù)省）は「一帯一路」のロードマップとされる「シルクロード経済ベルトと21世紀(jì)の海のシルクロードの共同建設(shè)推進(jìn)のビジョンと行動(dòng)」を発表。「一帯一路」協(xié)力の主な內(nèi)容として政策面の意思疎通、施設(shè)の連結(jié)、貿(mào)易の円滑性、資金流通、心の通い合いの5大分野を明記した。習(xí)主席の今回の外遊は、この5大分野に対して以下の推進(jìn)効果を示した。

政治関係の安定的格上げ。今回の訪問で中國(guó)と両國(guó)の戦略的パートナーシップは包括的?戦略的パートナーシップに格上げされた。関係格上げは、より強(qiáng)固な相互信頼とより率直で誠(chéng)意ある支持を意味する。中國(guó)とセルビアは互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、支持し、重大な問題において同じ、または近い立場(chǎng)にあることを強(qiáng)調(diào)した。中國(guó)とポーランドは主権と領(lǐng)土の一體性を互いに支持し、互いの利益と重大な懸念を理解し合うことを重ねて表明した。ポーランド側(cè)は臺(tái)灣海峽両岸関係の平和的発展を支持しており、「1つの中國(guó)」政策の遂行を重ねて表明した。