外交部(外務(wù)省)の洪磊報道官は7日、英國がこのほど発表したイラク戦爭を検証した報告書について、「いかなる政府の重要な対外政策の決定にあたっても國際法を尊重し遵守しなければならない。己の私欲のためにいわゆる國際ルールの名を借りて地域の平和安定をかき亂してはならない」と表明した。
同日に行われた記者會見で、記者から、「報道によると、英國政府に委任されたイラク戦爭の獨立調(diào)査委員會(チルコット委員會)は報告書を発表し、英國のブレア政権は誤った情報に基づいて米國が主導(dǎo)するイラク侵攻に參加したとの見方を示した。キャメロン首相は、『ここから教訓(xùn)をくみ取るべき。米國があらゆることについて常に正しいとは限らない』と述べた。また英労働黨のジェレミー?コービン黨首は、『國際連合が認(rèn)めない戦爭は危険だ。イラク戦爭はテロリズムを中東に伝播した』という。中國はどのように考えるか」との質(zhì)問が上がった。
洪報道官は、「中國は英國の報告書や関係者の動きに注目している。イラク戦爭の理非曲直や後遺癥は何も目新しいことではない」と述べた。
また洪報道官は、「この報告書があらためて示すように、いかなる國の行動でも、いかなる政府の重要な対外政策の決定にあたっても、國際法を尊重し遵守しなければならない。國際法の御旗を掲げて國際法を違反すべきではなく、また己の私欲のために、いわゆる國際ルールの名を借りて地域の平和安定をかき亂してはならない」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月8日
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