ここ2日ほど、離れワザをみせる51歳の男性の寫真が出回っており、彼のことを「水上を漂う人」と稱するネットユーザーもいる。この男性はたった2本の竹だけで、何の補助器具も使わずに川を渡ることができるのだ。
あらゆる方面に尋ねた結果、ついに寫真の風変わりな人を探し出した。彼の名は方恕雲さん(51)、杭州市建徳梅城の出身だ。
細い竹で川を渡るのは自分にとってはいつもの気晴らしで、時にそれは帰宅の道具になるという方さんは、「注目を集めるとは思ってもみなかった」と話す。
彼は2014年に出稼ぎ労働生活にピリオドを打ち、故郷に帰ったあと、魚を獲ったり、釣りをしたりすることを學び始めた。水に親しんでいるうちにさらに水への理解が深まった。「ある日、家に帰るのが遅くなった上、車もないことがあった。川辺にちょうど上流から流れついた細い竹が浮いていた。しかしその夜、何の疑問もなく水に落ちたものの、バランスさえうまく取れれば、細い竹の浮力で川を渡ることができると感じた」と話す。
のちに、彼は「水上歩行」に深く関心を寄せた。わざわざ細い竹を探し出し、川面で練習し始めた。「何度川に落ちたか自分でも數えきれない」と方さんは言う。
「今は、たとえ時間が遅くても、渡し船がなくても、シャトルバスの時刻に間に合わなくても、家に帰ることができる」と語る方さんは、富春江の両岸に竹を準備しており、彼が必要とすればいつでも竹に乗って川を渡り、帰宅することができる。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月18日