経営再建に取り組む日本の東芝だが、新たに7件の不正會計(jì)問題が浮上、同社の経営狀態(tài)はさらに悪化するも、中國の美的(メデア)が東芝の白物家電事業(yè)の買収に乗り出すこととなった。時期を同じくして、臺灣の鴻海(フォックスコン)が買収計(jì)畫を進(jìn)めるシャープも大きな経営難の渦中にある。北京商報が16日伝えた。
報道によると、東芝は稅引き前利益で58億円水増しし、2015年上半期(4-9期)の報告では修正を加えたもののその詳しい內(nèi)容は公表されなかった。
筆者が東芝中國の関係者に連絡(luò)したところ、「現(xiàn)時點(diǎn)ではこれに関する公式発表はない」とのことだった。実際には、東芝は昨年2月の時點(diǎn)で、第三者委員會の調(diào)査によって2008年から2014年末までの間に1562億円の不正會計(jì)があったことが発覚しており、この額は5650億円の稅引き前利益の約30%に上る。
偶然にも、東芝の不正會計(jì)が暴露された日と、中國の白物家電大手の美的が東芝白物事業(yè)の買収合戦を展開していると報じられたのはたった1日違いだった。報道によると、東芝は全額出資子會社で主に東芝の白物家電を擔(dān)う東芝ライフスタイル社のほとんどの株式を美的に譲渡、交渉は夏までに成立する可能性があるという。つまり、美的の買収対象は大きな経営難に直面する企業(yè)ということだ。
注目を集める「フォックスコンの戀」も同じような狀況にある。シャープは先月、株式発行などによるフォックスコンからの調(diào)達(dá)額は約4890億円になると発表、交渉成立後、フォックスコンはシャープ株式の65.86%を所有する筆頭株主となる。シャープも同じく経営難に直面する日本企業(yè)で、データによると、同社の2015年4月-12月期は1083億円の赤字で、2015年度は巨額の最終赤字になる見込みとなっている。
この2社の買収にまつわる多くの赤字経営報道は、買収側(cè)が買収に際し故意にスキャンダル報道を生み出し、それにより買収コストをできるだけ下げようとしている可能性があるとの見方を示す業(yè)界関係者もいる。