全國的に重要な設備製造業拠點である瀋陽市は、中國で最も重要な産業用ロボット生産拠點だ。瀋陽市政府はこのほど、ロボット産業を奨勵?助成する一連の政策を打ち出した。民間資本を導入し、ロボット製造拠點、技術革新?研究開発、メイカー向けサービス、公共試験センターなどの場を設立し、世界クラスのロボット産業拠點の建設を目指す。人民日報が伝えた。
中國ロボット産業連盟が発表したデータによると、中國は2013年より2年連続で世界最大のロボット消費市場になり、ロボット使用量は世界の販売臺數の約4分の1を占めている。しかし中國の産業用ロボット密度は依然として低い。韓國はこの比率が世界最高の國で、労働者1萬人當たり437臺を使用している。中國は35臺のみで、世界平均水準を大きく下回るため、大きな潛在力を秘めている。中國は2017年に、産業用ロボットの使用臺數が最多の國の一つになる見通しだ。
瀋陽市はロボット産業とスマート設備産業を先導産業?支柱産業とし、優先的に発展させると発表した。瀋陽市は遼寧省、中國科學院瀋陽分院と協力し、ロボット協力?革新センターを設立した。ロボット産業連盟を設立し、政府系促進機構を設立する。東北大學と新松公司と協力し、ロボット學院を設立し、ロボット産業の高級人材を育成する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月7日