今年の10か月において北京のアウトバウンド観光市場の人気が継続しているが、インバウンド観光市場の減少率は緩和し続けており、特に日本、韓國の観光客が増加し続けている。中國新聞網が伝えた。
北京市統計局、國家統計局北京調査総隊はこのほど、今年に入り北京市の観光消費と投資規模は拡大し続けており、來訪観光客の成長率は下落し、総収入の成長率は上がっていると発表した。
データによると、今年3四半期の北京への來訪観光客の総數は延べ2億400萬人で、前年比5.2%増加し、観光収入総額は3435億元(6兆6295億円)に達し、前年比8.8%増加した。上半期と比べると、來訪観光客數は1.3%減少しているにもかかわらず、観光収入総額の成長率は0.7%アップしている。
注目すべき點は、北京インバウンド観光市場の減少率は緩和し続けていることだ。1月から10月までで北京市が受け入れた観光客數は累計延べ353萬2千人になり、そのうち外國人観光客は延べ301萬5千人で1.8%減少しており、香港?マカオ?臺灣地區からの観光客は延べ51萬8千人で、0.5%増加している。外國人観光客が多い國は日本、韓國の來訪観光客數が緩やかに増加し続けており、米國の來訪観光客數の減少率は緩和し続けている。1月から10月までに米國からの來訪観光客は累計延べ59萬4千人で3.8%減少している。韓國からの來訪観光客數は延べ34萬3千人で8.0%増加している。日本からの來訪観光客數は延べ21萬6千人で4.5%増加している。
インバウンド観光市場の継続的な回復と同時に、北京のアウトバウンド観光市場の人気は持続しており、海外渡航者數は何度も新記録をたたき出している。統計當局は住民の所得収入が増え続けており、海外旅行商品も充実し続けている。また海外旅行渡航先國がビザの手続きを継続的に簡略化しているなどの恩恵によるものだ」としている。
データによると。北京市內でアウトバウンド経営許可権を持つ旅行社401社が今年3四半期において扱った中國人のアウトバウンド観光者數は合計で延べ411萬5千人で、前年比36.6%増加している。そのうちタイ、日本、韓國が海外旅行渡航先のトップ3で、海外観光客數は平均で延べ50萬人を超えている。日本への旅行人気の継続に伴い、海外旅行にまず日本を選ぶ観光客が初めてタイを超え、最も人気のある海外旅行渡航先になった。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月18日