外資企業の構造に大きな変化が発生したことは、より重要なポイントだ。統計データによると、中國サービス業の外資導入率は、この2ヶ月間で61%まで上昇、外資利用額(実行ベース)は、前年同期比30%増の137億3千萬ドルに達した。この點から見ると、一部の外資企業の撤退は、中國経済のモデルチェンジを如実に示す現象であると言える。
成長著しいロボット市場を例に挙げると、中國が世界トップの産業用ロボット市場となったことで、スイスABB、獨クーカ、日本の安川電機やファナックなどロボット企業の國際大手各社は軒並み、中國に支社や合弁會社を設立、配置面での優勢強化に努めている。
高虎城?商務相は、「事実がすべてを証明している。外資は依然、中國を好感している。中國を選び、中國に投資する潮流は、何も変わっていない」と話した。
〇中國、今後も外資に新たなメリットを提供
中國政府は年初來、各種政策を発表し、外資企業による投資市場への參入條件を緩和し、外資投資に対する監督管理體制の完備を進めている。「外國投資法(意見征求稿)」がこのほど発表され、社會から広く意見が求められた。同法が施行されると、外資企業による投資について、案件ごとの審査認可制度が撤廃され、參入前內國民待遇とネガティブリストによる管理方式が導入される。
中國と世界とのインタラクティブな関係はますます緊密化し、中國が抱えるチャンスは拡大し続け、改革によって生まれるメリットが世界中の資本を誘致している。
高商務相は、「各國の企業家は、中國経済の新常態のもとで、市場參入許可、ビジネス革新、サービス消費など各分野での新たなチャンスを掌握し、中國への投資を加速すべきだ」と強調した。
東風インフィニティ(英菲尼迪)汽車有限公司のDaniel Kirchert社長は、「中國経済にはモデルチェンジが起こっている。これは、外資企業は新たな課題をもたらすと同時に、我々が投資戦略を変更すれば、より大きな発展のチャンスがもたらされるというメッセージでもある。私は、中國の未來に大きな信頼感を抱いている」とコメントした。 (編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月7日