在日中國人の林子さんによると、現在多くの病院では混雑と待ち時間の問題を解消するため、薬の受け渡しに周辺の調剤薬局を活用しているという。林子さんは、「日本の醫(yī)薬品は3種類に分かれている。第1類醫(yī)薬品は醫(yī)師の処方箋がないと購入できない。第2類醫(yī)薬品は薬剤師より対面で直接情報提供を受けてから購入する。第3類醫(yī)薬品は自由に購入できる。とくに、第3類醫(yī)薬品の範囲は広範で、水蟲を治療するものから、風邪発熱、筋肉痛などの薬も含まれる。中國人観光客が大量に購入し、人気を集めているのは、この第3類の醫(yī)薬品で、日本人が日常的に購入?服用している醫(yī)薬品だ」と説明する。
林子さんは、「日本製薬會社24社は2004年に共同で醫(yī)薬品を合理的に使用するための協會を設立した。同協會では、日本語がわからない人、あるいは日本の薬局が薬を処方した外國人を対象に、薬の服用方法や注意事項などを記載したイラスト入りの説明書を制作している。その內容は薬の種類、服用時間?回數、注意點など全部で51種類の項目に及ぶ。現在、イラスト入り説明書は簡體字?繁體字中國語、英語、韓國語、ポルトガル語、スペイン語の5種類の言語に翻訳されている。このため、毛毛さんのように日本語がわからない中國人観光客でも、イラストを見れば薬品の用途が理解できるようになっている。
■中國の漢方薬の薬剤師 「原料は中國からの輸入だが、製剤技術のレベルは中國より高い」
醫(yī)薬品を仔細に見ると、一部の醫(yī)薬品の成分には非常に多くの漢方薬が含まれている。まるで、漢方薬そのもののようだ。中醫(yī)學や漢方薬の発祥の地である中國の人々は、なぜはるばる異國に渡ってまで日本の薬を買うのか?これに対し、岳陽醫(yī)院薬剤科副主任薬剤師の年華氏は、「日本の一部常備薬は漢方薬をもとにして作られているが、一部の薬は、確かに國産品よりも治療効果が高い」と語る。