中國最先端の海洋調(diào)査船「科學(xué)號(hào)」は今、西太平洋のヤップ海域で調(diào)査活動(dòng)を展開中だ。記者が実際に上船して取材したところ、科學(xué)號(hào)の先進(jìn)的な點(diǎn)は、一部の設(shè)備や技術(shù)ではなく、総合的な研究能力と人にやさしい設(shè)計(jì)理念にあった。科學(xué)號(hào)の操縦室には、方向を調(diào)節(jié)する「舵」が無かった。電子計(jì)器盤を前にして、當(dāng)直の船員はパイロットのように「暇そうに」自動(dòng)運(yùn)転モードを見守っていた。科學(xué)號(hào)の自動(dòng)化水準(zhǔn)は、國內(nèi)のその他の海洋調(diào)査船には及びもつかないほどのレベルに達(dá)している。新華網(wǎng)が伝えた。

長(zhǎng)年の科學(xué)調(diào)査の経験を持つ國家海洋局第一研究所の研究員である鄭彥鵬氏は、「科學(xué)調(diào)査隊(duì)員のトランシーバーからよく聞かれる名詞は、『対海?対地速度』だ。船舶は正確に速度を制御し、かつGPSの指示に基づき自動(dòng)運(yùn)転できる。科學(xué)號(hào)は一本の線に沿い正確に航行することが可能で、科學(xué)研究の需要を満たす」と述べた。

出港すると、無味乾燥で辛い數(shù)カ月の海の生活が強(qiáng)いられる。船員が快適に過ごせるよう、船內(nèi)の內(nèi)裝はすべて木目や布地などの暖かな模様になっており、鉄の冷たい印象を避けている。おどろくべきことに、休憩室にはMay Berlinのピアノもあった。

ある調(diào)査隊(duì)員は、「90年代に初めて出港した時(shí)に覚えた重要な技術(shù)は、一杯の水で體を洗うことだった」と述べた。今や科學(xué)號(hào)は、冷水?溫水を24時(shí)間提供している。海水を淡水化する2つの異なる浄水供給設(shè)備が設(shè)置され、航行中の水使用が制限される苦しい時(shí)代に別れを告げた。

1990年代生まれの溫加興氏は、「科學(xué)號(hào)では昨年より、衛(wèi)星インターネット接続システムが追加された。船員はQQ（インスタントメッセンジャー）やメールなどの通信ツールにより家族と連絡(luò)でき、ホームシックの苦しみを解消できる」と述べた。これもまた、國內(nèi)のその他の海洋調(diào)査船にとっては珍しいことだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月26日