タカタ製のエアバッグによる世界的なリコールが現在も続いている。ホンダ、日産、トヨタ、三菱の4社は、タカタ製エアバッグを搭載する自動車のリコール範囲を拡大すると発表した。またBMWやクライスラーも今週、追加リコールを発表した。BMWのリコール範囲は、溫暖?多濕な地域から米國全土に広がった。2008年から今年まで、世界の約10社の自動車メーカーがタカタ製エアバッグにより2000萬臺以上をリコールしている。中國市場も例外ではなく、中國國家質量監督検験検疫総局はこのほど警戒を呼びかけた。広州日報が伝えた。
◆各社が追加リコール
報道によると、多くの日本メーカーがタカタ製エアバッグを使用しており、大規模なリコールを余儀なくされている。そのうち最大の影響を被っているのは、ホンダだ。リコール対象車の數は、合計で約1300萬臺に達すると予想されている。ホンダの米國でのリコール臺數だけでも、すでに800萬臺に達している。フィアットクライスラーはこのほど、世界各國で331萬臺の舊モデル(ダッジ?ラムやクライスラー300など)をリコールすると発表し、BMWも米國で3シリーズを14萬臺リコールし、タカタ製エアバッグの問題による最新のリコールとなった。BMWが今回リコールをかけた車種は、主に2004年1月から2006年8月の間に生産された3シリーズ。BMWは今年7月、世界で約160萬臺のリコールを実施し、安全な助手席用エアバッグに取り替えた。リコール対象車は、1999年5月から2006年8月に生産された3シリーズ。
◆中國市場も対象に
本田技研工業(中國)投資有限公司は中國國家質量監督検験検疫総局にリコール計畫を提出した。ホンダは2015年2月1日より、中國に輸出した2623臺のリコールを実施する。リコール対象車は、2003?2004年版ストリーム、CR-V、2003年版シビック。ホンダは12月16日、中國合弁會社の広汽ホンダと東風ホンダを通じて中國國家質量監督検験検疫総局にリコール計畫を提出し、広汽ホンダが生産する一部のアコード(計52萬7136臺)、東風ホンダが生産する一部のエリシオン(計2萬6128臺)を回収すると発表した。鄭州日産も同日、2003年1月1日から同年12月31日に生産されたパラディン(計5549臺)を回収すると発表した。東風汽車は輸入車の2003年版パトロール、エクストレイル(計764臺)のリコールをかけた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月26日