北京市自動車排ガス管理センターは9日、同市は今後、自動車の排気ガスに対し、「隙間のない」24時間管理體制を実施する予定であると明かした。法執行擔當者による現場検査が行われなくとも、規制の基準値を超えた自動車のオーナーは、処罰の対象となる。北京は2017年までに、固定式リモート?センシング裝置を新たに150臺導入、市街地の幹線道路、環狀道路主要幹線、市外と北京との境界地點などの重點道路に配備し、走行する車両に対する排ガスモニタリングを24時間體制で実施する計畫だ。北京青年報が伝えた。
リモート?センシング裝置によるモニタリングは、今のところ、北京市が自動車の排ガスをモニタリングする最も主要な方法である。市內に配備された86臺のリモート?センシング裝置を用いて、排出量が基準をオーバーしている自動車に対し、現場および遠隔での法執行?処罰を行っている。リモート?センシング測定裝置の最大の長所は、柔軟なモニタリングが可能で、法執行擔當者が抜き打ち検査を行う上で非常に都合が良い點だ。だが、デメリットとして、人工的な操作が必要である點が挙げられる。このため、基準値をオーバーしている車両の中には、検査処罰を免れるために、わざわざ真夜中の時間帯を選んで走行する車もある。
「北京市2013-2017大気清浄計畫」の具體的規定では、全市の主要道路に、固定式リモート?センシング裝置を數百臺配備し、走行車両に対して24時間體制の「隙間のない」排出モニタリングを実施し、総排出量を大幅に削減する計畫が打ち出された。