釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題で中日関係が悪化して以來、日本の書店では嫌中の內(nèi)容を含む本や新聞?雑誌が増加傾向にある。毎日新聞の最新調(diào)査によると、こうした書籍や記事を日中関係悪化の原因の1つと考える人は半數(shù)近くに上った。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

　毎日新聞が3600人を?qū)澫螭藢g施し、25日に結(jié)果を発表した調(diào)査によると、嫌中?嫌韓の本や記事を読んだことがある人は1割を超えた。こうした記事や本について「中韓両國への日本人の不満を代弁している」との回答は20％、「日本政府への日本人の不満のはけ口になっている」との回答は18％だった。嫌中?嫌韓の本や記事を読んだことのあるなしに関わらず、回答者の49％がこうしたものは「日中関係、日韓関係を悪化させる」との考えを示した。毎日新聞は、嫌中、嫌韓に対する日本人の冷靜な姿勢を示すものと指摘した。

　毎日新聞によると、「嫌中?嫌韓」の本や記事を読んだ人の45％が60歳以上の高齢者。最も多く読まれた雑誌は「週刊文春」「週刊新潮」「週刊現(xiàn)代」だった。こうした雑誌は普段から「嫌中?嫌韓」の記事を最も多く掲載しており、論調(diào)も激しい。信濃毎日新聞は26日付の社説で、出版不況は嫌中嫌韓本が増える背景になっていると指摘する。

　嫌中?嫌韓をめぐる現(xiàn)狀に心を痛める日本出版界は「ヘイトスピーチと排外主義に加擔(dān)しない出版関係者の會(huì)」を結(jié)成し、本を出版する準(zhǔn)備を進(jìn)めている。以前もある出版社が一部書店に嫌中?嫌韓本に反対するコーナーを設(shè)け、読者に良書を推薦することで嫌中?嫌韓感情を是正させる試みを自発的に始めた。日本のある雑誌は嫌中、嫌韓感情が出現(xiàn)する前は日中韓3カ國には緊密な関係と歴史があったと指摘。嫌中?嫌韓という短期的な社會(huì)現(xiàn)象に惑わされないよう読者を戒めた。

　環(huán)球時(shí)報(bào)記者は最近雑誌を読んでいて、我が道を行く一部右翼雑誌を除けば、大々的な嫌中?嫌韓報(bào)道は減少しているように感じる。その反対に、安倍首相の対中韓外交?政策に疑問を呈す報(bào)道がある程度増加している。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月27日