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2014年10月28日  
 

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中國の飛行ロボット、南極観測に初參加

人民網日本語版 2014年10月28日13:34

第31次南極科學観測に使用されるロボットの出発式が、27日に北京航空航天大學で開かれた。中國の南極観測の需要(2015年の固定翼機の使用、氷床における空港の建設地選定および建設の需要)に答えるため、ロボットは今回の南極科學観測において、中國極地ロボットの実際の技術狀況に基づき、中山基地新空港の建設予定地である氷床の観測という試験的応用任務を遂行する。中國の極地ロボットが科學観測の中で、応用任務を遂行するのはこれが初めてだ。人民日報が伝えた。

中山基地で新空港の建設地を選択する飛行ロボットは、無人機「大白鯊」だ。同機は中國の飛行ロボットのうち最大で、翼幅は5.4メートル、長さは3.2メートル、最大離陸重量は70キロ、航続時間は3時間。氷床の広範囲の観測により、科學データを入手できる。

第31次南極科學観測のロボットチームを率いる、北京航空航天大學機械工學?自動化學院準教授の梁建宏氏は、「同機の設計は科學観測に適している。エンジンは後部に取り付けられており、設備を積むスペースが広い。また機體は3段式の設計を採用しており、分解可能で輸送に適している。エンジンは信頼性の高いダブル點火システムを採用。ナビゲーション?飛行制御システムも中國が獨自に開発したもので、中國の衛星測位システム「北斗」のナビゲーションに対応しており、長距離?超低空飛行モードに調整されている」と説明した。

飛行ロボットの他に、中國科學院瀋陽自動化研究所は今回の南極観測に、雪上無人車を始めとする雪上ロボットを派遣する。これらのロボットは深層氷床探査レーダーを搭載しており、氷床の深層を探査し、その狀態や氷河の構造を調査する。

「極地科學観測ロボット裝備」は、國家ハイテク研究発展計畫(863計畫)の重點プロジェクトで、氷床走査ロボット、低空固定翼ロボット、超低空ジャイロロボット、および深層氷床探査レーダーを含む設備の開発に取り組んでいる。同プロジェクトは風力発電動力による氷床走査ロボット、風力駆動式ソリ移動ロボット、海氷海域探査ロボットの実験機の開発を模索している。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年10月28日

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