復旦大學伝播?國家統治研究センターはこのほど、「中國インターネット社會心理報告(2014)」を発表し、中國人を生まれた年代別に5つのグループに分け、それぞれの特徴を分析した。中國青年報が伝えた。
同プロジェクトの責任者で、同センター研究員の桂勇博士は、「データ収集に8カ月をかけ、1800人のネットユーザーを対象に調査を行った。プロジェクトグループはサンプルユーザーの過去2年間にわたる全ての微博(ウェイボー)の投稿を分析し、社會問題、社會心理、グループのアイデンティティとネット利用、社會思想といった問題について、異なる社會グループ、年齢層、地域、學歴ごとに比較研究を行い、報告書を作成した」と紹介した。
▽90後(1990年代生まれ):ソーシャル世代
90後は、中國の將來の発展に対して最も楽観的な見方を持ち、ネット上で時間を潰すことを最も好むグループとなった。90後の社會心理は比較的気楽で、「不安感」や「不公平感」、「官僚?富裕層?専門技術者?知識人などに対するマイナス感情」が、5つのグループの中で最も少なかった。しかし一方で、「生活上のストレス」、「喪失感」は突出していた。
▽80後(1980年代生まれ):営利主義の世代
80後は、中國の將來の経済発展に対して最も楽観的な見方を持ち、ネット上でのコミュニケーションやマーケティングを最も得意としている。80後のネット利用の目的は主に個人の経済的利益に集中しており、個人的権益の保護への參加率はその他のグループよりも高かった。このほか、80後は所得分配に対する注目度が高いが、満足度は低かった。
▽70後(1970年代生まれ):中堅世代
70後は80後や90後ほど楽観的ではないが、50後ほど悲観的でもなく、比較的中立的、保守的だった。微博で時間を潰すことは少ない一方、微博を使って資料を集め、學習することは多い。「自己効力感」と「社會的優越感」が強く、一方でマイナス感情も突出していた。