中國と朝鮮は16日、中國から朝鮮の新義州(シニジュ)市東林(トンリム)群にある観光地に向かう観光プロジェクトが正式に始まったことを発表。中國人観光客は「國境通行証」があれば、パスポート無しで同地を2日間訪問できる。中國新聞社が報じた。
丹東中國國際旅行社は2013年、朝鮮の平安北道観光局と、同プロジェクトを共同で進めることで合意。3000萬元(約5億2000萬円)が投じられ、敷地面積約2萬平方メートルの4つ星ホテルも建設された。客室計65部屋の同ホテルには、プールやスポーツジム、朝鮮料理を楽しめるレストラン、演蕓広場などが設置されている。
新義市から40キロの位置にある同観光地の営業が始まったのは今年10月13日。山や滝などがある美しい大自然に囲まれ、新鮮な空気で體を癒すことができる。
同プロジェクト実施後、中國からの観光客は、日中は山登り、夜は朝鮮料理や朝鮮の文蕓公演などを楽しむことができる。
今年7月、朝鮮は、平安北道(ピョンアンプクト)に観光開発區を設立。外國からの観光客を受け入れる姿勢を示していた。中國と朝鮮は現在、中國から自家用車で朝鮮に旅行に行けるプロジェクト実施を目指している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月17日