程大使は次のように表明した。ニュースメディアは両國と両國國民の相互理解と認(rèn)識(shí)のための媒體であり、情報(bào)化の時(shí)代には中日関係の改善と発展に重要な影響力をもち、また重要な責(zé)任を負(fù)っている。日本メディアの中國報(bào)道の基調(diào)は市民がどのような「対中観」をもつかに直接かかわり、「色眼鏡」で中國をみることは有害だ。最近上海で米系福喜公司の鶏肉品質(zhì)事件が起きたとき、日本の一部メディアは、ひたすら中國食品は安全でないと宣言し、さらに街頭インタビューなどの形をとって、盛んに中國食品に対する市民の不信感をあおった。実際、厚生省がその後発表したデータによると、中國食品は日本の輸入食品の中で検査率が最も高く、合格率も最も高く、中國の食品は危険といったことはない。遺憾なことに、この基本的事実を報(bào)じた日本のメディアはほとんどなく、中國報(bào)道における一面性とマイナス報(bào)道を選ぶ傾向を露呈した。本日多くのメディア関係者が出席しておられるが、皆さんが本當(dāng)に客観的、全面的な、バランスの精神にのっとり、社會(huì)的責(zé)任と職業(yè)上の良識(shí)を守って、中國と中日関係を観察し報(bào)道し、両國関係改善のためにプラスの役割を果たされるよう希望する。

　講演終了後、程大使は會(huì)場からの質(zhì)問に答えた。ＡＰＥＣサミットにおける中日首脳會(huì)談に関して、ＡＰＥＣ會(huì)議は両國の首脳會(huì)議の機(jī)會(huì)を提供しているが、大使は日中首脳會(huì)談の可能性をどのように見ておられるかとの質(zhì)問が出た。これについて程大使は次のように表明した。ＡＰＥＣサミット期間中、多くの國の指導(dǎo)者が一堂に會(huì)し、二國間接觸の機(jī)會(huì)を提供している。中國側(cè)は中日関係を正常な軌道に戻すことを希望しているが、現(xiàn)在の中日関係はなお現(xiàn)実の困難に直面している。日本側(cè)が政治的障害を解決する問題で誠意と実際の行動(dòng)を示すことこそがカギである。

　香港の「セントラル占拠」問題について、程大使は次のように表明した。行政長官の普通選挙の実現(xiàn)は香港の民主制度の歴史的な進(jìn)歩であり、全人代常務(wù)委の決定は香港基本法と香港の実情にかなったものだ。政治改革を含む香港の事柄〈問題〉は中國の內(nèi)政であり、われわれはいかなる外部勢力による介入にも斷固反対する。「セントラル占拠」は少數(shù)の者による違法な活動(dòng)であり、香港社會(huì)の中心的世論に背き、すでに香港の社會(huì)秩序と市民生活に深刻な影響を與えている。中國の中央政府は香港特別行政區(qū)政府の法に基づく問題処理を強(qiáng)く支持している。私はいかなる國いかなる地域も「セントラル占拠」のような、公共の利益を害し、公共の秩序を亂す事態(tài)を許すことはないと思う。最近、ある外國の首脳は、英植民地時(shí)代、香港では選挙が行われたことはない、香港は一つの國ではなく、１國２制度と基本法を遵守しなければならないと明確に語った。これらの聲は香港の政治改革に対する國際社會(huì)の核心を突いた見方を代表している。

　程大使はさらに、中國の腐敗防止、軍事力整備などについて質(zhì)問に答えた。

　「內(nèi)外情勢調(diào)査會(huì)」は時(shí)事通信社の関連団體で、１９５４年に設(shè)立され、官庁、経済界、報(bào)道界関係者が會(huì)員になっている。毎年１０回全國規(guī)模の講演會(huì)を開き、日本各界の重要人物と主要國の駐日大使を講師に招き、広く影響を與えている。

　中華人民共和國駐日本國大使館　より　2014年10月17日