漁船にとって、果てしなく続く海には危険が潛んでいる。暴風(fēng)雨、武裝船によるシージャックなどは、深刻な結(jié)果をもたらす可能性がある。中國航天科工集団公司は、18日に福州市で開催された第12回中國?海峽プロジェクト成果交易會(huì)において、福建省東南沿岸部の特徴と市場の需要を結(jié)びつけた北斗船舶ネットワークシステムを発表し、現(xiàn)地の企業(yè)から注目を集めた。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

同システムは、衛(wèi)星測位システム北斗の測位技術(shù)とショートメール通信技術(shù)を用い、漁船?商船?ヨットの「ブラックボックス」代わりにするというもの。これにより船員と地上の日常的な通信を可能にするほか、船がアクシデントによりコントロールを失った場合、地上に向かい自動(dòng)的に信號(hào)を発信し続け、正確な位置情報(bào)を提供する。海底通信ケーブルや海事衛(wèi)星と比べ、この宇宙技術(shù)が詰まった「ブラックボックス」は、操作がしやすく低価格という長所を持つ。平時(shí)は船舶のモニタリング、海と陸の通信を擔(dān)當(dāng)する「日用品」として、位置情報(bào)、漁期情報(bào)、臺(tái)風(fēng)の予警報(bào)などのサービスを提供する。トラブル発生時(shí)には海上救助の重責(zé)を擔(dān)い、漁師の命と財(cái)産の安全を保障する。同システムは近日中に、福建省の一部の漁船に搭載される予定だ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月20日