人民日報社傘下の「中國経済週刊」雑誌社はこのほど北京で、商務部(商務省)信用評価?認証センター、中國鉱業連合會、北京交通大學中國企業合併買収(M&A)再編研究センター、會計事務所大手デロイト?トウシュ?トーマツ系列の徳勤管理諮詢(上海)有限公司と共同で、「2013年中國経済モデル転換?バージョンアップ報告書」を発表した。それによると、今年第3四半期(7-9月)に中國の上場企業全體の財務の安全性には喜ばしい変化がみられ、過去5年間で最もよい狀態になった。上場企業は全體として経営狀況が順調で、中國経済も全體として緩やかな回復傾向をみせているという。「人民日報」海外版が伝えた。
同報告書は「中國非金融類上場企業財務安全総指數」(Financial Security Index、FSI総指數)を採用し、すべての非金融類上場企業に対する分析と評価を行った。分析の結果、7-9月期のFSI総指數は5824.23ポイントで、前年同期比16.99%上昇したという。
▽20産業がそろって好転 醫薬産業が最も順調
今年は各産業の財務の安全性が目立って好転した。上半期報告によると、20の産業分類のうち、FSI総指數が上昇したのは11産業で年初より1産業多く、低下は9産業だった。第3四半期に入ると、約5年ぶりに20産業で軒並み上昇した。
産業別の同指數の絶対値をみると、第3四半期は醫薬産業が最も高く、産業全體で財務リスクが最も小さいことがわかった。2位はサービス?ソフトウエア産業、3位は電気?ガス?水道の生産?供給産業(公共事業)で、ともに財務リスクが小さい産業となった。