上海交通大學(xué)民意?民情調(diào)査研究センターは26日、「中國都市住民の価値観」と題する調(diào)査報告を発表した。全體的に見て、中國社會に対する都市住民の信頼度は比較的高く、「今の社會で他人をほぼ信頼することができる」と答えた人が6割を上回った。中國青年報が伝えた。
　
　今回の調(diào)査は、2013年10月から11月にかけて、同センターが全國主要34都市の住民を無作為抽出し、アンケート方式で実施した。都市ごとに約100件、計3491件のサンプルを抜き取り、分析が進(jìn)められた。

　同センターの鐘楊教授は、今回の調(diào)査結(jié)果について以下の通りコメントした。

　全體的に見て、我が國では、社會に対する都市住民の信頼度は比較的高く、「今の社會で他人をほぼ信頼することができる」と答えた人は全體の64.8％を占めた。また、「全然知らない人に対しても援助の手を差し伸べたい」とした人は78.4％に達(dá)した。現(xiàn)代社會における社交の重要なプラットフォームであるインターネットは、すでに人々の日常生活の一部となっている。だが、見知らぬ人と日常ネット上でやり取りしている人は10.5％に留まり、このような行為について心理的な警戒感を持っている人が多勢を占めている。とはいえ、総じて言えば、今回の調(diào)査の結(jié)果、中國の社會信頼度は高いと結(jié)論づけられる。

　また、今回の調(diào)査では、「個人的な要因」と「社會全體の信頼度に関する問題」との接點(diǎn)をめぐる分析も行われた。その結(jié)果、「今の社會で他人をほぼ信頼することができる」と答えた人の割合を年代別で見ると、中年層と青年層の割合が50歳以上よりはるかに高いことが明らかになった。學(xué)歴別では、高學(xué)歴の人ほど割合が高かった。

　さらに調(diào)査では、「親の扶養(yǎng)問題」に関する問題も取り上げられた。「子どもは親を養(yǎng)う上で、國家よりも多くの責(zé)任を負(fù)うべき」と答えた人は全體の68.6%に達(dá)した。「高齢者を扶養(yǎng)する上で、子供が最大の責(zé)任を負(fù)うべき」と答えた人の割合は、男女間でそれほど差はなく、男性が69.3％、女性が67.6％だった。

　鐘教授は、親の扶養(yǎng)問題について、次のような見方を示した。

　今回の調(diào)査結(jié)果から、全體的には、「高齢者を扶養(yǎng)する上で、子供が最大の責(zé)任を負(fù)うべき」という考えに対する賛成度は、収入の多さに伴い低下している。つまり、低収入であればあるほど、「高齢者を扶養(yǎng)する上で、子供が最大の責(zé)任を負(fù)うべき」と考えていた。このような傾向は、學(xué)歴と関係がある。學(xué)歴が高くなるにつれ、「高齢者を扶養(yǎng)する上で、國家が最大の責(zé)任を負(fù)うべき」という考えに同意を示した。また、年齢が高ければ高いほど、やはり「高齢者を扶養(yǎng)する上で、國家が最大の責(zé)任を負(fù)うべき」という考え方を認(rèn)めていた。（編集KM）

　「人民網(wǎng)日本語版」2013年12月27日