近年、広東省は現(xiàn)代的な「海洋牧場」の建設(shè)を推進し、水産業(yè)の発展に新たな道を開き、海洋における食料生産の場となっている。

「海洋牧場」とは、一定の海域において、大規(guī)模な漁業(yè)施設(shè)と體系的な管理システムを用いて、自然の海洋生態(tài)環(huán)境を利用し、人工的に放流した経済的需要が見込める海洋生物を集め、陸上で牛や羊を放牧するように、魚やエビ、貝、海藻類などの海洋資源を計畫的かつ目的に応じて海洋で養(yǎng)殖することを指す。

広東省は全國に先駆けて海水いけすを研究し、現(xiàn)時點で重力式深水いけすを5000基以上、トラス式大型いけすを4基保有し、省全體で國家級海洋牧場モデル地區(qū)を15ヶ所設(shè)置している。広東省はすでに、種業(yè)、養(yǎng)殖から裝備まで揃った高付加価値加工の現(xiàn)代的海洋牧場産業(yè)チェーンを構(gòu)築している。

中國は世界で唯一、主要漁業(yè)國の中で養(yǎng)殖量が捕獲量を上回る國であり、養(yǎng)殖に利用できる海域面積は120萬平方キロメートルをはるかに超える。この海域を十分に利用すれば、生産される高品質(zhì)のタンパク質(zhì)は耕地面積18億ムー（1ムーは約6.7アール）の生産量に匹敵しうる。海洋養(yǎng)殖業(yè)の発展は、今後15年間、中國経済の新たな成長分野になる可能性がある。水産生物資源の保護と水域生態(tài)環(huán)境の保護が求められる中、深海いけす、養(yǎng)殖プラットフォームなどによる食料生産は、水産養(yǎng)殖業(yè)の新たな方向性となっている。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月26日