內蒙古(內モンゴル)自治區科學技術庁が25日に明らかにしたところによると、世界初の極寒の作業環境における5G技術を利用した220トン級自動運転トラック隊による全プロセス24時間ノンストップ輸送業務プロジェクトが、同自治區呼倫貝爾(フルンボイル)市寶日希勒鎮の露天掘炭坑で安定的な運営を実現した。これは同プロジェクトが計畫に基づき、今年6月に正式に工業化運営の段階に入ることも意味している。「科技日報」が伝えた。
この露天掘炭坑は標高の高い寒冷地にあり、冬の最低気溫は氷點下50度以下まで下がる一方、夏の最高気溫は30度を超え、気溫差が80度にもなる。こうした極寒型の複雑な気候環境により、露天掘炭坑での自動運転トラックの稼働には極めて高度な技術的要求が突きつけられた。技術関連資料によると、自動運転トラックの最高時速は38キロメートルで、人が運転するトラックの規定の時速30キロメートルを上回り、26.7%のスピードアップを果たしたことになる。また自動運転トラック5臺で運行時間は累計1113時間、輸送距離は1萬8191キロメートル、運行回數はのべ3593回、土の輸送量は累計28萬7740立方メートルに達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月29日