中國情報通信研究院は22日、微信（WeChat）プラットフォームに基づいた「デジタル化雇用?新職業(yè)?新ポジション報告」を発表した。それによると、公式アカウント、ミニプログラム、動畫アカウント、WeChatペイ、企業(yè)WeChatなどが共同で構(gòu)築する微信の生態(tài)圏が、2020年には前年比24.4％増の3684萬の雇用チャンスを生み出したという。「北京日報」アプリが伝えた。

同報告は、「デジタル化の勢いある発展がデジタル化した雇用の急速な発展をもたらし、デジタル化?スマート化?情報化した新職業(yè)や新ポジションを次々と生み出した。これに新型コロナウイルス感染癥によるグローバル労働力市場の再編が加わり、新型デジタル化雇用に3つのトレンドが出現(xiàn)した」と指摘した。

第1に、新職業(yè)が次々誕生した。19年以來、人的資源?社會保障部（省）は4回にわたり56種類の新職業(yè)を発表した。今年3月には同部が國家市場監(jiān)督管理総局、國家統(tǒng)計局と共同で18種類の新職業(yè)の情報を発表し、デジタル新生態(tài)圏のポジションが爆発的に増加する勢いが明らかになった。同報告によれば、20年の微信生態(tài)圏から派生した雇用チャンスは同24.4％増の3684萬に達(dá)したという。

中でも微信ミニプログラムなどのデジタル化ツールが感染癥の中で消費促進(jìn)、雇用安定の重要な役割を果たし、ミニプログラムの開発、製品、運営などに関わる雇用チャンスが同45.6％増の780萬を超えた。20年初めにリリースされた微信動畫アカウントも、動畫撮影、ライブコマースなどの面で100萬を超える雇用チャンスを生み出した。

第2に、サービス分野が持続的に深まりを見せた。現(xiàn)在、微信の生態(tài)圏の中でミニプログラム、企業(yè)WeChat、WeChatペイなどの製品がいずれも一定の規(guī)模を備え、規(guī)範(fàn)化されたサービスサプライヤーシステムを形成している。調(diào)査研究の試算によると、20年にミニプログラム、企業(yè)WeChat、WeChatペイなどのサービスサプライヤーにより290萬の雇用チャンスが生み出されたという。

第3に、従來のポジションがデジタル化へのイノベーションを迎えた。新型のデジタル化雇用ポジションが誕生しただけでなく、デジタル化への発展が従來業(yè)界の高度化を駆動し、労働生産性の向上と雇用の質(zhì)の向上に貢獻(xiàn)した。

バーチャルな成果物の引き渡し形式が広がり、多くのコンテンツ制作者やプログラム開発者などが、働く都市を自主的に選択出來るようになった。調(diào)査データによれば、20年は19年に比べ、微信ミニプログラムの運営業(yè)者が中部?西部へ移転したため、東部の占める割合が7.2％の低下、中部は4.5％の上昇、西部は3.5％の上昇だった。動畫アカウントを代表とするデジタルコンテンツ制作も、そのハードルの低さからデジタル化後発エリアの雇用を効果的にけん引した。雲(yún)南省と遼寧省が動畫アカウント雇用チャンストップ10省入りした。

デジタル生態(tài)圏が若者に「北京?上海?広州を離れる」勇気を與え、彼らは二線?三線都市に行ってもデジタルのボーナスを享受できるようになった。微信ミニプログラムと動畫アカウントの運営業(yè)者の分布の割合は、二線?三線以下の都市が一線都市を目に見えて上回り、特に動畫アカウント運営業(yè)者は三線以下の都市の割合が42.1％に達(dá)した。微信生態(tài)圏のサービスサプライヤーはより規(guī)模の小さい都市へ向かう傾向が明らかで、たとえばWeChatペイのサービスサプライヤーは三線以下の都市に分布する割合が50.6％に達(dá)した。

同時に、今年度卒業(yè)の大學(xué)生に対してさまざまな雇用ポジションのニーズがあり、雇用の柔軟性が高いデジタル生態(tài)圏も、大卒者により多くの職業(yè)選択の機會を與えた。調(diào)査によれば、20年に微信ミニプログラム、微信公式プラットフォーム、動畫アカウントはいずれも運営主體の60％以上が新卒者を採用した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月27日