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米Netflixが日本の佐藤信介監督とタッグ組んで「水滸伝」を映畫化 

中國のネットユーザー「なんか違う」

人民網日本語版 2020年11月17日08:52

「ムーラン 」の実寫版がディズニーによって製作されたのに続き、中國古典文學「水滸伝」も海外で映畫化されることになった。中國新聞網が報じた。

海外メディアの報道によると、米Netflixは「水滸伝」を現代的な解釈で描くアクションアドベンチャー映畫「The Water Margin」を製作する。メガホンを取るのは日本の佐藤信介監督で、「バーニング?オーシャン」のマシュー?サンドが腳本を執筆する。

報道によると、未來派の手法で製作される「The Water Margin」は、「栄光とロマン、陰謀に満ちた史詩、アクションアドベンチャー。そのストーリーによって、忠誠、指導力、個人の犠牲を厭わずに社會的責任を擔うなどのテーマに迫る」という。

「砂時計」や「いぬやしき」などの映畫で知られている佐藤監督が2019年にメガホンを取った中日合作映畫「キングダム」は、原泰久の同名漫畫を原作として、中國の戦國時代末期を舞臺に、大將軍になるという夢を抱く戦爭孤児?信が、秦王の王位奪回をサポートする物語で、中國でもロケが行われた。「キングダム」は、典型的な日本式熱血系映畫で、2019年4月に公開されると、瞬く間に興行収入ランキングのダークホースとなり、最終的に興行収入57億3000萬円を記録した。しかし、「ストーリーが論理的でない」というネットユーザーの聲もあり、中國のコミュニティサイト?豆瓣のレビューは6.4ポイントにとどまっている。

「The Water Margin」は、佐藤監督がNetflixとタッグを組むのは今回が初めてで、紹介を見ると、全く新しい「水滸伝」の世界が描かれることになりそうだ。

「The Water Margin」の製作が発表されると、ネットユーザーの間ですぐに大きな話題となった。しかし、多くの中國のネットユーザーは、それを楽しみにしているわけではないようだ。

ネットユーザーからは、「このコンビは、なんか違う感じがする。ドラマ『水滸伝』は名作となった。中國の古典文化を外國の監督が映畫化したらどんな感じになるのだろう?」や「古典文學を映畫化した一部の作品はさっぱりの出來だった。中國の歴史、文化が尊重されることを願っている。むやみやたらに映畫化してほしくない」などの聲も上がっている。

その一方で、「古典文學の映畫化は、誰がしてもいい。『西遊記』や『三國演義』なども、海外で映畫化されている。この未來派版の『水滸伝』は、原作とは全く違う出來になるのだろう。新しい文化と古い文化がぶつかり合うというのは、とてもおもしろいことだ」という聲もある。

(編集KN)

「人民網日本語版」2020年11月17日

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