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中ロが放射線可視化光學材料を開発

人民網日本語版 2020年11月04日11:15

ロシアのトムスク工科大學と長春科技大學が協力し、ディスプレイに放射線を表示できる酸化無機ガラス光學材料を開発した。専門家は、この放射線可視化光學材料は光通信學、光電子學、醫療用コンピュータなどの分野に広く活用できると指摘した。関連研究は「発光學報」に掲載された。科技日報が伝えた。

シンチレータは帯電粒子の衝突を受け可視光を発する物質のことだ。こうした物質は検出器、放射線測定器及び醫療用光電?安全システムやその他の分野で必要不可欠だ。科學研究者によると、用途が最も広範なシンチレータは、希土類イオンを豊富に含む多成分ガラス、そして無機単結晶がある。無機単結晶の効率は現在、ガラスを大幅に上回るが、非常に高コストで製造が困難といった欠點がある。

トムスク工科大學と長春科技大學の科學研究者が協力し、多成分ガラスからシンチレータ材料を取得した。その光出力は現在の一般的なゲルマン酸ビスマス単結晶(Bi4Ge3O12)の約60%となっている。

トムスク工科大學材料學部のダミール?ワリエフ準教授は「多成分非結晶システムは希土類イオンよりも高い可溶性を持っており、これは透明度と耐濕性の高い光學材料の製造にプラスだ。結晶類似物質と比べると、我々の技術成果は全體的なシンチレーション効率が63.9%に達している。このガラスは將來的に光電子學でより広く応用される」と述べた。

そして、「研究者が実験中に得たデータは將來的に、高効率放射線システムや電離放射検出器の生産に用いることができる。これには將來性の高い高分解能3Dイメージング光ファイバー検出器が含まれる。新技術の使用により、CTスキャンなどの設備のコストを大幅に引き下げることも可能だ」と続けた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年11月4日

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