中國科學技術大學によると、同大の兪書宏院士のチームは高強度?高靱性の透明な高性能?持続可能な貝殻模倣複合フィルムの開発に成功し、「レンガ?繊維」貝殻模倣層狀構造を構築した。同フィルムは従來のプラスチックを遙かに上回る力學的性能を持ち、プラスチックフィルムより優(yōu)れた総合性能を持つ。研究成果はこのほど「物質(zhì)」に掲載された。科技日報が伝えた。
この透明性とかすみ度の高いフィルムは、緻密な貝殻模倣「レンガ?繊維」構造を持っており、ナノシート?繊維の界面散亂によりかすみ度を保証することで、370-780ナノメートルの可視光波長範囲內(nèi)に収めると同時に、73%以上の高い透明度と80%以上の高いかすみ度を実現(xiàn)する。さらに同フィルムは高強度?高靱性という優(yōu)れた性能を持ち、前者は商用PETの6倍以上、後者は3倍以上にのぼる。このほか、ナノ繊維3次元ネットワークと「レンガ?繊維」貝殻模倣構造の設計により、亀裂の広がりを効果的に抑制すると同時に、繊維が細くなる効果により材料內(nèi)の繊維間の水素結合の密度を上げ、フィルムの引張における繊維のスリップを促進することで、材料を高強度?高靱性にしている。その上、同フィルムは250度でも構造と性能の安定を維持でき、過酷な環(huán)境においてプラスチックフィルムより優(yōu)れた使用性能を持ち、フレキシブル電子部品の分野で広く応用される見通しだ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月14日