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羅平生物群で初めて肉食の「雲(yún)南暴魚」を発見

人民網(wǎng)日本語版 2020年10月27日10:39

中國科學院古脊椎動物?古人類研究所の徐光輝研究員はこのほど雲(yún)南省羅平県で、世界最古の疣歯魚科の魚の化石を発見し、「雲(yún)南暴魚」と名付けた。この発見は羅平生物群の食物連鎖構(gòu)造と三畳紀生物復活への認識を改めた。科技日報が伝えた。

疣歯魚科は三畳紀の體長が最大の肉食性基幹新鰭類で、かつては疣歯魚屬を代表とし歐州と華南地域の三畳紀中?後期の海洋環(huán)境で棲息していた。対象は最大65センチにもなる。新たに発見された雲(yún)南暴魚の體長は34センチ、2億4400萬年前の三畳紀アニス期羅平生物群の中で、今まで知られているうち最大の肉食性基幹新鰭類であり、食物連鎖の中で高い位置を占めていた。近年の大型肉食海棲爬蟲類の発見と合わせると、成熟した複雑な食物連鎖が三畳紀早期に構(gòu)築されていたことがさらに示された。

疣歯魚と比べると、雲(yún)南暴魚の上顎の縁の歯はより力強く、より高い捕食能力を持っていたことが分かる。徐氏は「高精度斷層スキャン技術を応用し、雲(yún)南暴魚が疣歯魚に似ていることが分かった。その下顎內(nèi)側(cè)と翼骨に丈夫な歯があり、獲物の殻を碎くことが可能だ。そのため雲(yún)南暴魚は羅平生物群のその他の小魚、甲殻類、軟體動物、二枚貝などを捕食できたと推測できる」と説明した。

雲(yún)南暴魚及びその他の関連魚類の詳細な研究により、徐氏はさらに初めて疣歯魚科を分岐分類學の研究に導入し、早期新鰭類の分岐進化ツリーを再構(gòu)築した。これは早期新鰭類の各主要グループの體系的な発育関係、拡散進化、生態(tài)適応を理解する上で重要な意義を持つ。國際的な學術誌「PeerJ」はこのほど、同成果を発表した。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月27日

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