中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所が6日に明らかにしたところによると、中國と英國の古生物學(xué)者による最新の研究により、1億年前の色付きの昆蟲を保存した琥珀の化石が見つかった。これらの昆蟲は強(qiáng)い金屬的な光沢を持ち、緑、青、黃緑などの色彩を持つ。古生物の真の姿を知る重要な根拠となった。新華社が伝えた。
今回の研究で見つかった化石は35個で、約1億年前の白亜紀(jì)中期に形成された。うち古代昆蟲には膜翅目、鞘翅目、雙翅目の複數(shù)の種類が含まれる。外観を見ると、これらの昆蟲の全身もしくは一部の構(gòu)造には強(qiáng)い金屬的な光沢があり、緑、青、青緑、黃緑、青紫などさまざまな色彩を帯びている。
顕微鏡の観察及び現(xiàn)代の同類昆蟲との比較対照により、研究チームはこれらの金屬的な色彩が昆蟲自身の構(gòu)造によるものであることを明らかにした。うち、あるセイボウ(青蜂)の標(biāo)本の超微量分析によると、その青緑の色彩は多層重複のナノレベル構(gòu)造によるものだ。これらのミクロな構(gòu)造は多層反射膜を形成し、自然光との作用により金屬のような光沢を放つ。
同研究を主導(dǎo)した中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所の蔡晨陽副研究員は「色とりどりの各種生物は、自然界を美しく多彩にしている。殘念ながらこれまで発見された化石のうち、生物の色彩を留めているものは非常に少なかった。今回の発見により、古代世界の多くの詳細(xì)な點が明らかになった。研究の掘り下げに伴い、人類は今後より真実に近いカラフルな古代世界を復(fù)元できるようになるかもしれない」と述べた。
関連研究成果は7月上旬、英國の「Proceeding of the Royal Society Biological Sciences」に掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月7日