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中國に対する最大のサイバー攻撃國が米國だと示す報告 外交部のコメント

人民網日本語版 2020年09月30日14:44
中國に対する最大のサイバー攻撃國が米國だと示す報告 外交部のコメント

中國に対するサイバー攻撃は米國からのものが最も多いとの報告に、中國外交部(外務省)の汪文斌報道官は29日の定例記者會見で「こうした狀況の下では、米國がサイバー空間で『永続的な関與』戦略を大々的に推し進め、他國の重要な情報インフラに対して恣意的な行動を発動するハードルを下げているとの米メディアの報道に懸念を表明するだけの理由が中國側にはさらにあることになる」と述べた。

【記者】中國國家コンピュータネットワーク緊急対応センター(CNCERT)が先日発表した2020年上半期中國サイバーセキュリティー監視データ分析報告は、中國大陸部外からのサイバー攻撃が増加し続けており、中でも米國からのものが最多であることをはっきりと示している。これについて中國側としてコメントは。

【汪報道官】我々はこの報告に注意を払っている。報告の內容は、サイバーセキュリティー分野で中國の直面する際立った試練を反映している。第1に、中國は依然としてサイバー攻撃の主要被害國の一つであり、新型コロナウイルスの流行中も増える一方だった。第2に、中國に対するサイバー攻撃が最も多いのは米國だ。中國大陸部外由來のマルウェア攻撃の検知數、これによりコントロールされたサーバーの數、DDoS攻撃の回數、中國大陸部のウェブサイトに仕掛けられたバックドアなど複數の指標からみると、米國からのものがいずれも最多だ。第3に、中國の重要な情報インフラに対するネットワーク偵察は注目に値する。報告によると、中國の産業用制御システムのネットワーク資産は中國大陸部外からスニファ攻撃を受け続けており、1日平均延べ2萬回以上に上り、中國大陸部のエネルギー、製造、通信など重點産業のネットワーク化された産業制御裝置?システムがターゲットとなっている。他のタイプのサイバー攻撃と比べて、こうしたサイバー偵察活動は政府が背景にある可能性がより高い。こうした狀況の下では、米國がサイバー空間で『永続的な関與』戦略を大々的に推し進め、他國の重要な情報インフラに対して恣意的な行動を発動するハードルを下げているとの米メディアの報道に懸念を表明するだけの理由が中國側にはさらにあることになる。

サイバー攻撃は各國が直面する共通の試練だ。中國は一貫して各國が相互尊重、平等互恵を基礎に対話と協力を強化し、この試練に共同で対処することを主張している。我々は各國に、サイバー空間で責任ある行動を取ることを呼びかけてもいる。これと同時に、中國は必要な措置を講じ、自らのサイバーセキュリティーを強化していく。特に重要な情報インフラを脅威や破壊から守っていく。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月30日

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