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2019観光報告「上海が外國人観光客に最も人気の都市、日本からの観光客が最多に」 (2)

人民網日本語版 2019年12月26日13:31

また観光消費層は三、四線都市へと拡散している。そのうち、張家界や義烏、喀什(カシュガル)などの都市の潛在的消費力が引き続き発揮され、2019年の1人あたり消費額は前年同期比で50%以上増加した。

一方、海外への旅行では、中東などの地域がますます人気となっている。2019年には、セルビアやウズベキスタン、ジョージア、ベラルーシなどマイナーな目的地への旅行予約數が前年同期比で100%以上増え、「90後」(1990年代生まれ)がその主力だった。

そして、中國人観光客が最も多く訪れた旅行目的地も日本だった。

観光の動機が多様化、テレビドラマ?映畫のロケ地が「聖地巡り」で人気に

2018年と比べると、観光客の海外旅行の動機はより気ままで自由なものになった。1本のテレビドラマや映畫、1回の音楽フェスティバル、1回のマラソン大會も、「じゃあ行ってみようか」と旅行に行くきっかけになり得る。

報告書によると、映畫「飛馳人生(ペガサス)」やドラマ「都挺好(ALL IS WELL)」、アニメ映畫「千と千尋の神隠し」などの作品が放映された後には、作品のロケ地を多くのファンが次々と訪れた。ドラマ「長安十二時辰」は西安観光ブームを巻き起こし、攜程プラットフォームで西安行きの飛行機チケットの検索數が140%激増した。

テレビドラマや映畫のほか、グルメも「食いしん坊」たちが旅行の行き先を決める要因になっている。彼らは、旬のザリガニが出回るようになったり、上海ガニの水揚げが始まったりすると産地に出かけて行き、火鍋を食べに成都に行く。一部の食材の名産地や名物料理のあるところには、必ずと言っていいほど「食いしん坊」たちの姿がある。2019年の上海ガニシーズンには、蘇州や舟山、寧波などへの旅行の予約が殺到し、一部のホテルでは予約が前年同期比で100%増となった。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年12月26日

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